量感調節とは？

量感調節とは、ヘアスタイルをデザインする過程で髪の量を減らすことを指します。

「髪が多くて広がりやすい」「髪にクセがあって扱いづらい」「髪を伸ばす途中なのでカットは最小限にしたい」という場合、量感調節が有効です。

ただし、過剰に量感調節をすると短い髪が多くなります。結果として髪の根元部分だけが重くなったり、自宅でのスタイリングが難しくなったりしがちです。そのため、理想のヘアスタイルを作りながら全体のバランスを整えることが求められます。

まずはスタイリストと相談し、毛髪の生え方やクセ、部位ごとの毛量などを見極めることが大切です。耳の後ろや頭頂部などは髪が多く、量感調節しやすい部位だといえます。

量感調節の手法の一つであるセニングカットは、セニングシザーで髪を梳く施術です。髪の毛先から根元方向へとはさみを入れながら軽く仕上げる、ストロークカットも量感調節に適しています。

通常、量感調節をする時には髪の中間部分から毛先にかけて梳くことが多いものです。しかし、量感調節をするための専用のはさみも開発されており、髪の根元付近を梳いてボリュームを調整する手法も使われています。

好みのヘアスタイルを実現するためにも、適度な量感調節を行うことが大切です。