訪問美容って何ですか?

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訪問美容って何ですか?「高齢化社会」に向けて、私たちが知っておきたいこと

シニア世代を中心に注目を集めはじめている「訪問美容」をご存知ですか?
いくつになってもどんなときでも、「キレイでいたい」という思いを叶えてくれる
このサービスは、実は私たち世代こそ知っておきたいこと。
利用方法やメニューの種類など、まずは知ることからはじめてみましょう。

「訪問美容」とは、自宅や福祉施設で理美容の施術が受けられるサービス

髪を切ったり、パーマをかけたり。いくつになってもおしゃれ心を忘れず暮らしたいですよね。訪問美容とは、高齢や疾病などの理由により、外出が困難な方を対象に、理容師または美容師が自宅や施設、病院などに出向いて施術をする出張美容のこと。プロによる高い技術のもと、どんなときも、身だしなみを整えたり、おしゃれができて笑顔になれる…。そんなステキなサービスが「訪問美容」です。

「訪問美容」の生い立ち

2000年の介護保険法施行以降、民間企業の参入が増加し、介護サービスへの関心は一気に高まりました。それに伴い、美容に関しても、お金を払ってでも質の高いサービスを受けたいとの需要が増加。「訪問美容」はボランティアから有償サービスへと移行していきました。その後、インターネットやSNSの普及により、加速度的にサービスの認知は向上。2015年には「訪問美容」をテーマにした映画が発表されるなど、世間をはじめ、美容業界やNPO、介護・医療業界からも注目を集める分野となっています。

メニューは?感想は?気になる疑問はこちらで解消!
  • Q. 利用できるのはどんな人?
  • Q. どんな人が来てくれるの?
  • Q. どんなメニュー?料金はどれくらい?
  • Q. 実際に利用した方の感想は?
  • Q. スタイリストさんの感想は?
A. 高齢や疾病などの理由により、ヘアサロンへ行くことが難しい方が利用できます。 「ご利用できる方の詳細につきましては、ぜひ事前に確認してください。なお、予約時に、希望の日や時間帯を相談することが可能。また、ご本人以外でも予約できます。弊社の場合、ご自宅への訪問依頼の約9割は、介護されているご家族や、ケアマネジャーなど福祉関係者の方から頂いています(NPO法人 ふくりび 事務局長 岩岡ひとみさん)」。
A. 理容師または美容師の国家資格を持つプロが来てくれます。 「訪問美容に携わるスタイリストさんは全員、理容師または美容師の国家資格を取得しているプロの方。また、より安心してキレイになれる時間を楽しんで頂けるよう、訪問美容に関する講習を受けている方も多数いらっしゃいます(岩岡さん)」。
A. ヘアカットやシャンプーなど、さまざまなメニューを受けられます。 「料金は一般的に、都心部は高くて郊外に行くほど安くなる傾向にありますが、交通費が別途必要なところや、髪の長さ・利用者の方の状態(ベッド上でサービスを受ける場合など)によって価格が異なるところなど、ヘアサロンごとに料金形態はさまざま。賢く利用するためにも、ぜひ事前に確認してくださいね。なお、市町村によっては、訪問美容に関する公的支援が受けられる場合もあります。(岩岡さん)」。
A. 綺麗になったとおじいちゃんが喜んでくれてうれしい。 家に来てくれて、今まで通りパーマもカットもしてもらえて、気に入った髪型にしてもらえるので、すごく助かっています。「綺麗になったね」とおじいちゃんが喜んでくれるから、ずっと綺麗でいないとね。いつもの美容師さんには、「かわらずいつまでも来てね」と今から頼んであるので安心です。(黒川留里子さん 86歳)
A. 笑顔や活力をもたらす『訪問美容』の力を日々実感! 認知症で普段は失語状態の女性が、髪を切ったあと「ありがとう」と言って、介護職員さんも一緒にびっくりしたことがあります。外見を変えることで内面の活力を生み出す事が出来る「訪問美容」という仕事を天職だと感じて、途上国の老人ホームなどでもボランティアをしています。 (ふくりび本部訪問美容師 高橋沙織さん スタイリスト歴6年/訪問美容歴1年) お客様から、心からの「ありがとう」を言ってもらえることが何より幸せ。髪を切ったことで元気になったり、「どこかに出掛けたくなった」などの言葉を頂くたび、訪問美容の効果や人の役に立つ仕事をしている喜びを実感します。「髪、かたちは大事」という言葉をお客様からもよくお聞きするのですが、年齢を重ねても、身だしなみに対する意識の高さは変わらないということを、お客様を通していつも感じています。 (訪問美容髪んぐ 渡邊賢一さん スタイリスト歴12年/訪問美容歴4年)
家族や将来の私たちにとって「訪問美容」は心強い味方!

2035年には、国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者といわれる日本(出典:内閣府 2013年版高齢社会白書より)。それだけに、「訪問美容」のニーズはますます高まりそうです。例えば、福祉施設へ入居されている祖父や祖母へのプレゼントとして、また、私たちが年を重ねたときのキレイになれる方法のひとつとして、「訪問美容」を知っておくことは、きっと役に立つはずです。

ホットペッパービューティーアカデミーでは、「訪問美容」のイベントを実施しました。詳しくはこちら: 未来会議「ヘアサロンではじめる訪問美容」 http://hba.beauty.hotpepper.jp/event/1571/
NPO法人 ふくりび

監修 NPO法人 ふくりび(全国福祉理美容師養成協会)

理事長 赤木勝幸さん

1997年より訪問理美容活動を開始。「誰もがその人らしく美しく過ごせる社会の実現」を目指し、全国の「訪問理美容サービス」の質の向上、訪問理美容師の育成や高齢者・介護者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上などに尽力する同協会を2007年に設立、理事長に就任。2008年社会貢献支援財団社会貢献賞受賞。著書に、「訪問理美容スタートBOOK(女性モード社)」「がん闘病中の髪・肌・爪のサポートブック(英治出版)」など。

事務局長 岩岡ひとみさん

同協会の事務局長。ヘルパー2級取得、美容師国家資格取得。2009年内閣府青年社会活動コアリーダー育成プログラム英国派遣団員。2010年東アジア地域国際シンポジウム招聘者。2012年内閣府女性のチャレンジ賞受賞。2013年シアトルiLeap SIFJ招聘者、第27回人間力大賞厚生労働大臣奨励賞受賞。2012年より愛知学院大学経営学部非常勤講師。

ふくりび http://www.fukuribi.jp/
この情報は2015年6月時点の情報です。

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