スーパーライザー２　～適応症～：2022年7月11日｜ホールハーモニー上大岡のブログ

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投稿日：2022-07-11 18:54:54.0

スーパーライザー２　～適応症～: 前回は、スーパーライザーが直線偏光による近赤外線照射で温熱作用や、血流改善の効果が得られやすいということを書きました。
今回もその続きです。

□　直線偏光

光は360°ランダムな方向に振動していますが、特定の方向に偏った光のことを偏光といいます。
偏光子は一定方向の光のみを透過して、他の方向の光を遮断するもの。
直線偏光は直線の方向の光だけを透過させたものです。

□　直線偏光近赤外線の作用機序

直線偏光赤外線療法が、様々な療法で有効な機序について詳しいことは不明ですが、光エネルギーが熱エネルギーに転換され、血管の拡張、生理活性物質の生産促進をする作用、神経興奮性の抑制などに関与し、鎮痛や消炎、創傷治癒に効果をもたらすと考えられています。

□　刺さない鍼治療

スーパーライザーが開発されたきっかけは、”刺さずに鍼治療ができたら”という要望から。鍼の代わりに光を用いた理学診療機器として開発されました。血流の改善に有効な臨床データの集積を大学病院に依頼したところ、これを星状神経節に当てるドクターが出てきて、理学療法だけでなく、物理療法として効果があることがわかり、病院でも活用されるようになりました。

□　主な適応症

全身疾患

　不眠症、更年期障害、冷え症、自律神経失調症

整形外科疾患

　捻挫、骨折、腱鞘炎、靱帯の損傷などによる疼痛、関節炎、リウマチ、筋肉痛、腰痛、頚肩腕症候群、膝関節症、肩関節周囲炎、肩こり、胸郭出口症候群、頚椎症、テニス肘

頭部疾患

　片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、顔面神経麻痺

皮膚疾患

　慢性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、湿疹、褥瘡、皮膚潰瘍、帯状疱疹後神経痛、円形脱毛症、多汗症、やけど

口腔疾患

　顎関節症、咀嚼筋症候群、抜歯後痛、舌痛症、潰瘍性口内炎

耳鼻科疾患

　突発性難聴、耳鳴り、慢性副鼻腔炎、顔面神経麻痺、アレルギー性鼻炎、メニエール病、咽喉頭異常感症、花粉症

眼科疾患

網膜血管閉塞症、視神経炎、角膜潰瘍、緑内障、アレルギー性結膜炎、飛蚊症、眼精疲労
など

鍼を刺すことがなく、副作用や合併症がほぼないスーパーライザーは、神経節ブロックや薬物療法と併用され、色々な治療に使われています。

それでは、この続きはまた。
最後まで読んでいただきありがとうございました。