《東洋医学blog　漢方編　》：2024年3月8日｜フットセラピー河原町三条店のブログ

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フットセラピー河原町三条店のブログ

ビューティー

投稿日：2024-03-08 16:14:06.0

《東洋医学blog　漢方編　》: こんにちは♪フットセラピー河原町三条店です。

中国には美人を表す言葉がたくさんあり、そのうちいくつかは日本にも伝わり四字熟語として現代でも使われています。

というわけで今回は「美人四字熟語」のコーナーです。

今回のテーマは楊貴妃を表す「解語之花（かいごのはな）」
楊貴妃を伴い庭を散歩していた皇帝が放った言葉に由来しており
庭に咲く花は美しいが言葉を理解する花のほうがもっと優れているという彼女の美しさを讃えた言葉です。
世界三大美女と謳われた彼女の美しさと皇帝からの寵愛がよく現れたエピソードですね。

そんな楊貴妃ですが持ち前の美しさをより磨くためには一切の努力を惜しみませんでした。
数ある美容法のうち今回は「楊貴美酒」をご紹介します。

楊貴美酒とはその名前の通り楊貴妃専用の配合がなされた薬酒になります。
当帰・芍薬・牡丹皮・茯苓・龍眼肉・香附子・紅花・山梔子・薄荷・柴胡・菊花・大棗
この材料を漬け込んだお酒を薬のように少量欠かさず飲んでいたそうです。

効能は現代の漢方薬学においては血の循環を高めて生理痛を和らげたり、血を増やして血色を良くする、心を穏やかにする作用があるとされているそうです。

花のよう、ではなく花そのものと喩えられるほどの美しさを誇る楊貴妃。
彼女の美しさを讃える漢詩は数多く残されており、そこから四字熟語と変容して現代まで使われている言葉もまだまだたくさんあり彼女の影響力の強さを感じさせられます。
専用レシピの薬酒が現代まで伝わるほど一般化もされていたりと、もしかしたら当時から彼女は美のカリスマとして名を馳せていた現代で言うところのインフルエンサーのような存在だったのかもしれませんね。

ちなみに今回紹介した「楊貴美酒」の材料は現在でもハーブショップや漢方薬局で手に入れられるものばかりです。
ホワイトリカーと氷砂糖や蜂蜜をベースにすると飲みやすいお味で作ることも可能です。
流行りの美容法はもう試し尽くしたという楊貴妃のように美に貪欲なあなたはぜひお試しください♪