知足常楽社長の「気」のお話：2015年2月2日｜知足常楽笹塚南口店のブログ

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投稿日：2015-02-02 11:52:56.0

知足常楽社長の「気」のお話: おはようございます。今日は＜気になる「気」のはなし＞をします、中国医学での「気」の働きは、5つあります。

１．推動作用（臓腑の働きを推し進める、新陳代謝を活発にする、気血の流れを順調にさせる）

２．温煦(おんく)作用（体温維持の働き、冷たいものを飲んでも体温維持できるのはこの働きのおかげ）

３．防御作用（免疫機能を高める働き、病気になりやすい人はこの気の働きが足りない）

４．固摂作用（汗、血液、便などを漏れ出さないようにする働き。手のひらに汗をかきやすい、月経がなかなか止まらない等の症状がある人はこの働きが足りない。）

５．気化作用（食物を栄養成分に変える、水分を汗や尿に変化させる働きのこと）

これら5つの働きすべてが正常に働いてこそ、気が充実していて元気であると言えます。

このひとつの働きが足りなくなると、
疲れやすい、風邪をひきやすい、冷え性、下痢が続く、消化不良を起こすなどの症状が出てきます。

私たちは中国医学を通して、「気」をどのように使うかを考えることができるようになるはずです。
私たちが自分の体で作る「気」の量は限られています。
その中で、冷たいものばかりをとっていると２の温煦作用でかなりの「気」が消耗してしまいます。

逆に、温かいものを食べたり、冷えない格好をすることで、
温煦作用に「気」を使うことがなければ、他に「気」を回すことができます。

そうなれば防御作用に「気」が使われ風邪をひきにくくなるのです。
もちろん、他人に気を使いすぎたりしても、自分の「気」は消耗してしまいます。
自分の「気」をいかに上手に使いこなせるかが、中国医学においてとても重要となってきます。

これからは、生活習慣で余分な気を使うことなく、意識して自分の「気」をコントロールしてみませんか？
自分の「気」がうまくコントロールできるようになったら、人に「気」を使っても疲れることは無くなるでしょう・・・・。

そして、人が自分のためにものすごく「気」を使っていると感じたら、
一言「お気遣いなく。」と声をかけてあげてみてはどうでしょう！