紫外線・熱中症対策に最適な日傘の色とは？：2022年7月2日｜トータルビューティーサロンアムリタ(Amrita)のブログ

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投稿日：2022-07-02 13:45:42.0

紫外線・熱中症対策に最適な日傘の色とは？: こんにちは。
いつもアムリタブログをお読みいただきありがとうございます。

観測史上最速の梅雨明け、6月の最高気温更新と今年も地球がヤバいな…と感じる日が続いています。
暑さ慣れしていない時期の熱中症は重症化しやすいそうなので、いつも以上にこまめな水分補給や体調管理に気を付けて過ごしていきましょう。

そこで今回は、熱中症対策をテーマに「日傘の色」について考えてみたいと思います。
紫外線対策と熱中症対策で日傘を買おうと思っているけど、結局何色を選んだらいいの？と悩まれている方の参考になれば幸いです。

私が昔勉強したとき、日傘は黒一択！と言われていました。
理由は簡単。黒は光を吸収するため紫外線カット効果が高いと考えられるからです。
LIONが2015年に検証した「傘の色別ＵＶ防止効果」では、白に比べて黒は約1.15倍ＵＶカット効果が高いことが分かっています。

じゃあ、黒で決まり！と簡単に決められるといいのですが、黒が吸収する光は紫外線だけではありません。
私たちが「暑さ」を感じる原因の赤外線も吸収してしまうのです。
炎天下の中で頭部が暑く感じたり、車のハンドルが握れないほど熱せられていたり、皆さんも経験があると思います。

紫外線対策として黒色は優秀でも、熱中症対策としてはあまりオススメできないかもしれません。うーん難しい。

では熱中症対策として効果がある色はなんなのでしょうか。

衣服の色彩がもたらす表面温度の違いに関する研究で、白は黒より27℃表面温度が低くなることを示しています。
白い色は黒とは対照的に光を反射する効果があるからです。

また、日傘による暑熱環境緩和効果の実証実験では、日傘の色と素材でどのくらい日射を遮ることができるのかを調べています。
結果、ラミネート加工のしてある白の日傘が一番日射遮蔽効果が高く、次いでラミネートの黒に効果がありました。
体感温度で一番涼しく感じるのもラミネートの白で、日向に比べると-12,7℃でした。

これらの結果から、紫外線対策と熱中症対策に最適な日傘の色を考えると、外側は白、内側は黒の日傘がいいのではないかと考えます。
とはいえ、日傘の素材や加工も重要なポイントなので、できるだけ厚い素材のものやＵＶカット加工がされているものを選ぶのが◎
直射日光に当たることが一番危険ですので、日傘をさせる環境にあるならばぜひ活用しましょう！