【スリープ・ラビット】　～手作り童話～：2013年4月19日｜アジアン古式セラピーワット綾瀬のブログ

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サロンのNEWS

投稿日：2013-04-19 16:01:24.0

【スリープ・ラビット】　～手作り童話～: 渡す限り全てが緑に敷き詰められた草原。
そこが彼女のベティーの遊び場。

風が強い日もあれば、そよ風の時もある。
天気のいい日が多い土地に、ベティーの住む家がある。

川沿いにしばらく進むと丘があり、そこを越えると緑の草原だ。
ずっと向うを見渡すと、紫の色が綺麗なラベンダー畑が見える。

ベティーは良くここに遊びに来る。
それはもっと小さい頃に
今は遠くに居て会えない、お祖父さんとお祖母さんに連れられて街に行った日の事、
小さな囲いの中にあったラベンダー草が、風になびかれた葉の音と、
気分が静まる香りがしてた風景を想い出すから。

この日ベティーは不思議な体験をする。
それは、こんな何もない草原に一匹のうさぎを見かけたからだ。

ちょこんと座ってる様に見えるうさぎは、風の声を聴いているように見えた。
ベティーは駆け足で近づく

するとうさぎは寝ていたらしく、おどろいて逃げてしまった。

家に帰ったベティーは
『友達になりたなぁ～』なんて考えてるうちに、寝ました。

次の日も草原に行くと、うさぎが緑の草の上で寝てました。
こんどは、そ～っと近づきます。
だけど気づかれてしまい、今日も逃げられてしまいました。

次の日も、次の日も、ベティーは頑張りましたが
いつもうさぎに気づかれ逃げられます。

そうこうしてる内に、いつしか草原にうさぎが来なくなってしまいました。

ベティーは悲しくなり、その日はお祖父さんとお祖母さんのお手伝いで行っていた
ラベンダー畑に行きました。

そこにはなんと、あのうさぎが寝ていたのです。
目を輝かせながらゆっくり近づくベティー。
そーっと手を伸ばすと、はじめてうさぎに触れる事ができたのです。
きっとうさぎさんは、いい香りに包まれたせいで
安心感で本当に深く寝てしまってたのです。

ベティーは、時間も忘れてうさぎと一緒に居ました。

それから…
ラベンダーを何本か手にし、草原でラベンダー畑を眺めてると
どこからともなく、うさぎが現れ
ラベンダーの香りがついたベティーの傍までやってきて、
ぴょん！と、ベティーの膝に飛び乗りました。。。

ラベンダーの香りで安心して、うさぎはそこで寝てしまいました。

ベティーは嬉しくて、その後…お父さんやお母さんを紹介したり
川で水かけをしたり、自分の部屋に招待したりして、

とても仲良く遊べるようになりました。