夏の風物詩「梅仕事」：2021年6月12日｜手ごころ一番街店のブログ

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投稿日：2021-06-12 12:52:32.0

夏の風物詩「梅仕事」: 「梅雨」の語源には【梅の実が熟す頃に降る雨】という説があります。梅雨の到来と共に今年も「梅仕事」のシーズンが始まります。梅仕事とは、梅を収穫し、漬け、梅雨明けに干し、梅干しを作る、又は梅酒や梅シロップを仕込む為の一連の作業のこと

一年でこの時期にだけしかできない保存食作り。季節の恵みを丹精込めて漬け物や果実酒を仕込むことを昔の人は「梅仕事」と呼び、大切な年中行事にしていました。体にいい成分などがわからない時代から梅は日本人の暮らしに溶け込んで健康を支えてきたのですね

青梅は爽やかな酸味と香り。その正体はクエン酸を始め、酢酸、リンゴ酸といった有機酸です。梅は青い時期ほどリンゴ酸が多く、熟すに従い増えてくるのがクエン酸。クエン酸は、食べたものをエネルギーに変える「代謝」という仕組みを助けます。酸っぱいものを食べると疲れが取れるのは、エネルギーがうまく活用できるからなのです

我が家の果実酒はホワイトリカーではなく、芋焼酎で漬けています。特別理由がある訳ではないのですが、一度試してみた芋焼酎が思いの外よく、ホワイトリカー特有の青臭さが無く、こっくりとした舌触りが気に入ったからです。それ以来毎年芋焼酎です

六月に出回る赤紫蘇。赤紫蘇は昔から様々な薬効が知られ、食用または漢方として用いられ、様々な栄養価の高い成分ビタミン群、鉄分、カルシウム等が含まれ、その中でも注目したい成分はα-リノレン酸。体内でEPA DHAに変換される働きがあります。体内で合成されない為、食事で摂取しなければならない必須な脂肪酸です。アントシアニンが豊富なので疲れ目、アレルギー予防、美肌、整腸、疲労回復、食欲増進と幅広く効能があります。赤紫蘇とクエン酸の相乗効果でこの夏も一緒に乗り切りましょう

今年はらっきょうも漬けてみました。期待される効能は糖や脂肪の吸収を穏やかにする、がん予防や老化防止、高血圧や浮腫み対策。一日の摂取量は五粒まで。毎日五粒を食すと血液がサラサラになると言われています。しかし、その効能の高さから胃に負担がかかることもあるので食べ過ぎには注意。らっきょうはカリウムが豊富。細胞の浸透圧をナトリウムと共に維持、調整する働きがあり体内に溜まった余分な水分・塩分の排出を促します

本日は我が家のおうち時間の一部を公開させて頂きました
ブログ担当久保園でした