子供の風邪とアトピー：2019年2月15日｜らく美シルエットのブログ

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投稿日：2019-02-15 10:47:10.0

子供の風邪とアトピー: ここ30年で急激に増えているアトピー。

アトピー性皮膚炎とは、本来子供の病気であり、大人になれば自然と治るものです。

子どものころは、成長の特質として、免疫細胞であるリンパ球が大人に比べて比率的に多いです。
ちょっとした細菌やウィルス、常在菌、また添加物や生活習慣にも反応するほどです。

子どものころはただの風邪でも40度近い高熱が出ました。
これも免疫細胞の活性からです。

このような戦いを免疫細胞は幾度となく繰り返すことで、免疫力を獲得していきます。
ウィルスの種類にもよりますが、そこで獲得した免疫力は、生涯続きます。
これを『獲得免疫』と言います。
これらは、生涯、その子にとって大きな役割となります。

必要があって起こしている身体の反応は悪いことではなく、獲得免疫といった面から言えば、よほどいいことではないでしょうか？

話はアトピーに戻しますが、
だからこそ起きる『単なるアトピー』ということに繋がります。

本来は、ただの風邪もただのアトピーもなんら変わりないものです。

アトピー性皮膚炎と言われるものも、
風邪による発熱や倦怠感といった症状と同様、
身体の《免疫力による反応》の一つです。

その症状、発熱や倦怠感、アトピー皮膚炎、
これらを治そうとする免疫を抑制することが、本当の治癒に繋がることはまず、
ありません。
むしろ、
折角学ぼうとしている反応を抑えることで、
より軟弱な成長へと繋げてしまうこととなります。

もしもお子さんが、
病院で乳児性湿疹や、アトピー性皮膚と診断され、ステロイドなどの医薬品を処方された際には、安易にだされた薬を塗るべきではありません。

それらは簡単に止められる薬ではありません。

その子が大人になり、いつかステロイドの毒性を知り、ステロイドを止めたいと思ったとき、
ステロイド離脱を耐えなければならないのは、その子自身です。

大人であれば働くことすらできないほどになることもありますし、
思春期の子どもともなれば、身体に起こる反応にプラスして、
お友達からの容赦ない言葉なども耐えねばなりません。

ステロイドを使うときには、その子のこの先の人生を今一度考え直してください。

風邪薬も同様、せっかく免疫を獲得しようとしているものを、わざわざ薬で止める必要はありません。

《命に関わらない限り、決して使うべきものではない》