脊柱管狭窄症について：2025年6月2日｜新橋マスターハンズ新橋店のブログ

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投稿日：2025-06-02 11:48:45.0

脊柱管狭窄症について: 「脊柱管狭窄症って、治りますか？」

そんなふうに聞かれることがあります。
答えは正直に──“完全に元に戻す”のは難しいことが多いです。
でも、“痛みやしびれと上手につきあっていく”ことは、十分に可能です。

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道（脊柱管）が狭くなり、神経が圧迫される状態。
主に中高年以降の方に多く、歩いていると脚がしびれて立ち止まってしまう「間欠性跛行」が典型的な症状です。

整体や手技療法でできることは、この「圧迫そのもの」を取り除くことではなく、
その圧迫に“加担している”筋肉や姿勢の緊張をゆるめること。

たとえば、腰回りの筋肉がガチガチに固まっていたり、
骨盤が前に倒れすぎていたりすると、脊柱管にかかる負担は増します。
逆にいえば、それらを緩めて、からだの軸を正しい位置に整えてあげることで、
「しびれが出にくくなった」「長く歩けるようになった」という変化は多く見られます。

もちろん、狭窄の進行具合や体質によって、ケアの“限界”はあります。
けれど、「どうせ年だから」とあきらめて動かないでいると、
関節や筋肉はどんどん固くなり、悪循環が加速します。

だからこそ、施術とセルフケアはとても大切です。
おすすめは、背骨まわりをやさしく動かす体操や、骨盤を前後にゆっくり動かすストレッチ。
無理のない範囲で、呼吸と一緒にからだをゆるめていく習慣をつけましょう。

大事なのは「痛みと戦う」のではなく、「痛みと相談しながら動く」こと。
からだは驚くほど正直です。
ちゃんと耳を傾けてあげれば、少しずつ、楽な方向を教えてくれます。

焦らず、あきらめず。
その一歩一歩が、今より少し自由な日常につながっていくのです。

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