風邪(ふうじゃ)：2020年3月15日｜ブレイン+プラスのブログ

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投稿日：2020-03-15 02:11:54.0

風邪(ふうじゃ): 前回、六淫(りくいん)とか外邪という言葉が出てきたと思います。
病の始まりには内因と外因があり、外因というのが六淫(風・火・暑・湿・燥・寒)の外邪ということになります。
これ以外の外邪が、疫邪といわれる感染症の類いですね。
ちなみに内因は六情(怒・喜・思・憂・悲・驚)。

東洋医学において外邪である六淫は、それぞれ五臓が関係付けられています。
風(肝)・暑と火(心)・湿(脾)・燥(肺)・寒(腎)。
以前も書きましたが春は肝気の変動が起こりやすい。
風邪(ふうじゃ)もその原因のひとつです。

「肝」は「風邪」の影響を受けやすい。

肝気の働きとは、疎泄(そせつ→体の調整機能)・藏血(ぞうけつ→血を蓄えて配分する)・解毒(不用な物質の代謝)。

肝気の変動は、上記の働きの失調を意味します。

肝気は滞りやすく(気滞)、肝血は虚しやすい(血虚)と昔は言われていました。しかし、現代ではその逆のようです。
自律神経の不調や倦怠(気虚)と血行不良(血滞)が体調を崩す原因となっていることが多い気がします。
色々な方々の体をみて、少なくとも私はそう感じました。

軽い運動を含め、生活習慣を見直さなければ根本的な解決にはなりません。
ところが、そんな余裕は誰にも無いというのが実状です。「時間は作るもんだ」何て言われると、腹が立つ人も多いのでは？
だから、まずちょっとだけ気に止めて欲しいのです。

体には治癒力があるということを思い出して欲しい。

「少し」だけ体に回復させる機会を与えてあげることで治癒力は顔を出します。

「少し」運動する。
腕立て伏せ10回、腹筋10回、ちょっとだけ階段使ってみる。最高です！

「少し」減らす。
甘いもの、ご飯の量、お酒の量。
惰性で飲んだり食べたりしない。
美味しく飲んだり食べたり出来るまでが適量です。
一口減らすだけでも良いと思います。

「少し」早く寝る
時間がもったいなくて眠るのが惜しい。
そんな方いませんか？
実は私もその一人…
本当は体力の無駄使いなんですよね。
睡眠時間がもったいない…
そう思いませんか？
５分でも早く寝る。

だから「少し」やってみましょう！
人間の治癒力ってすごいんです！