【美容の物理】イオン導入は“電子”をぶつけること：2024年1月22日｜ビューティーデイバイオーキッド(BEAUTY DAY by ORCHID)のブログ

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投稿日：2024-01-22 15:18:47.0

【美容の物理】イオン導入は“電子”をぶつけること: こんにちは、オーキッドです☆

前回のページでは「イオン導入のイオンとは何？」についてご紹介しました！
では「イオン導入」とは、どんな美容法で、どんなメカニズムなのでしょうか。

まずザックリ概要をお伝えしますと、

”肌表面に電流を流し、バリア機能を一時的に弱め、美容成分を狙った深さにまで浸透させる”

です。

中学理科で「電流とは反対向きに電子が流れる」と習ったことを覚えていらっしゃいますか？笑

電気を流すと、必ず電子も動いていると思ってください。

前回のブログで、バリア層は「電子を持て余した原子」と「電子が足りていない原子」で構成されているとお伝えしました。

お肌の表面に電流を流すことは、
お肌の表面にあるバリア層に電子をぶつけることと同じです。

電子をぶつけることで、「電子を持て余す原子」と「電子が足りない原子」のバランスが崩れて、一時的にバリア機能が少し弱まります。

バリア機能に邪魔されないこの僅かな間に、美容成分を肌の奥まで浸透させます♪

では、どれだけの電子をぶつければ（どれだけの電流を流せば）、バリア機能が一時的に弱まってくれるのでしょうか？

さて、中学理科で「オームの法則」を習ったことを覚えていらっしゃいますか？

電圧＝電流×抵抗ですね。
そして、仕事量を求める時は「仕事量＝電圧×電流（仕事＝電圧×電圧÷抵抗）」です。

仕事量はマシンの定格出力によって、電圧は建物や設備よって既に決まっています。
イオン導入に必要な電流を求めるには「抵抗」さえ分かれば良いのです♪

抵抗値は、美容液の密度と水素イオン濃度によって概ね仮定できます。
（字数の都合で抵抗値の求め方はここでは割愛します…すみません。）

ちなみに…
「美容液の濃度が濃ければ良いわけではない」ということも、この原理から証明できます。

濃度は抵抗に影響するため、成分が濃すぎると必要となる電流も大きくなります。
しかし、火傷や感電の恐れもあるので肌に流せる電流には限度があります。
濃すぎる導入液を作ってしまうと電流不足となり、効果がでないことが理解できますね。

つまり、『濃すぎると電気が流れず導入できない』ということです。
闇雲に「濃さ」を売りにしているイオン導入があれば、少し注意が必要かもしれませんね。

さて次回は、イオン導入の“時間”の決め方です！