ネガティブ思考の正体は…？：2023年5月9日｜サント(santo)のブログ

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サント(santo)のブログ

ビューティー

投稿日：2023-05-09 15:32:15.0

ネガティブ思考の正体は…？: こんにちは。京都アーユルヴェーダサロンsantoのセラピスト木下です。ブログをご覧いただきありがとうございます。

天気が悪い日、やることがなくて暇な日、なぜか仕事がうまくいかない日、生理前、春…
なんとなく気持ちがどんより暗くなったり、理由もなく不安になったり、物事を悪い方に想像しがちになったり、ちょっとしたことでイライラしたり…ありますよね。

そんな時、「私はネガティブ思考だから」と性格のせいにしてしまいそうになったら、ちょっと待った！！
「ネガティブ思考」は、生まれながらに染みついた「性格」というよりも、脳の"ある状態"に伴って生まれた副産物であり、自分自身とイコールで結ばれて自分自身を表すような形容詞ではないかもしれません。

その"ある状態"に大きく関わるのが、脳の扁桃体という部分です。

扁桃体は、感情の処理やストレス反応に重要な役割を果たしていて、主に恐怖・不安・緊張・怒りといったネガティブな感情に関わる部分だそうです。
扁桃体は何かを見たり聞いたりしたときに、それが「命に関わるかどうか」を瞬時に判断して生き延びるために必要な反応を起こします。
例えば、森で熊に遭遇したときに、「熊だ！」と理解する前に、「怖い！襲われる！逃げろ！」と判断するのが扁桃体だそうです。そして、ストレスホルモンが分泌され、交感神経が優位になり、心拍が上がり筋肉が緊張して逃げる（または戦う）体制になります。

ネガティブな感情というのは本来、命を守るために必要な「反応」なのです。

熊のように自然界での生命危機的ストレス反応は一時的ですが、人間界には長期的に継続するストレスが存在します。仕事、人間関係、家族関係、老後の不安、社会情勢不安…。
そうなると、常に扁桃体はストレスに反応していなければならず過剰に活動を続けてしまいます。
常に扁桃体が活動しているということは、ネガティブな感情が出やすい状態になります。さらに、交感神経が優位であり続けることは肉体にも影響します。慢性肩こりも姿勢ではなく脳の過活動状態が原因かもしれません。

ネガティブ思考になるのは性格のせいではなく脳が過活動で疲れているサイン！
とにかく休ませてあげましょう。まずはよく寝ること！
とはいえ、なかなか眠れない、眠りが浅い時はぜひ脳の疲労回復&リラックス効果が高いオイルトリートメントをお試し下さい☆