ピートのパラドックス：2025年5月15日｜忍冬(スイカズラ)のブログ

忍冬【スイカズラ】栄店《オイルリンパマッサージ×もみほぐし×足つぼ×ヘッドスパ》

スイカズラ　サカエテン　オイルリンパマッサージ　モミホグシ　アシツボ　ヘッドスパ

リラク
エステ

愛知県名古屋市中区新栄１－１２－３　K2スクエアビル　A4
【新栄町駅徒歩7分】近くに格安コインパーキング◎ 43分100円　ぎおんパークで検索！

忍冬(スイカズラ)のブログ

おすすめメニュー

投稿日：2025-05-15 10:07:05.0

ピートのパラドックス: 細胞レベルの驚異！毎日生まれる癌細胞と巨大生物の謎

私たちの体は約37兆から60兆個もの細胞で構成されていると言われています。想像もつかないほどの数ですが、これらの細胞は常に新陳代謝を繰り返しています。
なんと、1日に約3000億個もの細胞が新しく生まれ変わっているのです。
皮膚、血液、消化器官など、様々な組織で活発な細胞分裂が行われています。

しかし細胞分裂は精密な作業ですが、残念ながら完全にミスがないわけではありません。
DNAのコピーミスは避けられず、その結果、毎日数千個もの癌細胞が私たちの体内で生まれていると考えられています。

ではなぜ私たちはすぐに癌にならないのでしょうか？

ここで重要な役割を果たすのがアポトーシス、つまり細胞の programmed death（プログラムされた細胞死）です。
異常な細胞や寿命を迎えた細胞は、自ら命を絶つ仕組みが備わっており、癌細胞も多くはこのアポトーシスによって排除されます。

興味深いことに体の大きな動物ほど細胞数が多く、細胞分裂の回数も増えるため、癌になる確率が高くなりそうなものです。
しかし、実際にはそうならないという【ピートのパラドックス】が知られています。

例えば巨大なシロナガスクジラは、人間の3000倍もの細胞を持ち、長い寿命を誇りますが、癌になる確率はかなり低いとされています。

シロナガスクジラが癌になりにくいメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、効率的なDNA修復機能や、癌細胞の増殖を抑制する仕組みなどが研究されています。
なんだか羨ましいですね。

さてここで少し視点を変えて寿命の話を。
一般的に動物の寿命はその心臓の鼓動数と深い関係があると言われています。
生涯の心拍数は 20億回で鼓動が速い小型の動物ほど寿命が短く、遅い大型の動物ほど寿命が長い傾向があります。

ところが、人間はこの法則から大きく外れています。心臓の鼓動数から予測される寿命よりもはるかに長く生きる人が多いのです。
日本人の平均寿命からすると30億回ほど鼓動するようです。20億回だと54年が寿命のはずなのですが。

巨大なシロナガスクジラは癌にはなりにくいかもしれませんが、寿命という尺度で見ると、私たち人間も長い時間を生きられるちょっと特別な存在なのかもしれませんね。
もしかしたら、他の生き物から見ると、人間こそが羨ましい存在なのかもしれません。