ぎっくり腰ついて：2022年6月16日｜ほぐしや四谷三丁目店のブログ

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投稿日：2022-06-16 15:42:23.0

ぎっくり腰ついて: 　突然、殴られたような急激な痛みを腰に感じることから「魔女の一撃」ともいわれるぎっくり腰とは「急性腰痛症」のことで、筋肉、筋膜、靭帯等が損傷している状態のことを言います。

　当店はリラクゼーション専門店ですので、このような方はご来店されませんが、治療院などへ行かれる方の一つの対処法としてご参考になればと思い書いてみました。

ぎっくり腰といっても程度が大中小様々なタイプがあります。
ぎっくり腰で来られる１０人に一人ぐらいはまずいぎっくり腰の方で、歩いて来られる方は重い腰痛と考えてもいいかもしれません。

問診、検査はしません。仰向けか横向きで、まずは呼吸の安定化が大事です。
おなかを触ります。おなかは太陽神経叢があり、神経の沈静化を行い興奮を抑えます。

ぎっくり腰の痛みは、痛みそのものは小さいですが、脳でその痛みを大きく感じてしまい防御反応が起こっている状態です。つまりこれ以上動いてはいけないというサインなのです。

治療はいろいろありますが、仰向けではおなか、首を、横向きでは脚を緩めます。さらに進んでうつ伏せで脚を緩めますが、うつ伏せができればこれはもうぎっくり腰ではありません。
中程度で痛みがあれば、おなか、首、脚の緩めが有効になると思います。

ぎっくり腰になる背景には、寝不足、働きすぎ、過剰な運動があり、疲労回復ができない状態であるとき、これ以上体を動かすなという神経的なサインと思っています。
もともと腰痛があった方が体の回復機能が落ちたとき、重たいものを持ったときドカンとくるのは、この背景が必ずあります。

また何をしても良くならない人は神経が過剰になりすぎているため、まずは痛みを止めるのが大事で、そのためには痛み止めの薬やブロック注射で対応するしかありません。そしてとにかく休ませることが大事です。

痛みが長く続くと神経自体から痛みを出す物質が出て痛み増幅してしまい、痛みが痛みを呼ぶ状態になります。
その状態になってしまうと、その連鎖を早く断ち切るためには、ブロック注射や弛緩剤、安定剤を入れないと収まりません。

ぎっくり腰がどのレベルにあるのかは、上記の背景やその所作から判断して対応することになります。

以上、ぎっくり腰についての私見を交えてのお話でした。