胆のう炎・胆管炎ってどんなの？：2024年4月24日｜同心整体院のブログ

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投稿日：2024-04-24 10:18:57.0

胆のう炎・胆管炎ってどんなの？: こんにちは！
今回は皆様も一度は聞いたことがあると思われます胆のう炎、胆管炎についてお話していこうと思います！

胆のう炎、胆管炎とは、胆のうや胆管に細菌が感染して起こる病気で胆のう結石、胆管結石、胆泥(短銃中の結石となる前の泥上の浮遊物)と合併する場合がほとんどです。しかし、明らかな結石がなくても胆のう炎あるいは胆管炎が起こることもあります(無石胆のう炎)

胆管は十二指腸とつながっていますので、逆行性に腸より大腸菌などの細菌が流入して炎症が起きる場合が多いと考えられています。

胆のう炎、胆管炎の症状は右上腹部の痛み、黄疸、発熱が見られます。
さらに、症状が悪化すると胆汁中で繁殖した細菌が血行性に全身に広がる敗血症、DIC(出血が止まらなくなる状態)を併発して、意識状態が悪くなったり、ショック状態(血圧が下がる)となることもあります。

診断は血液検査で著明な炎症反応(CRPの高値、白血球の増多)が見られます。
また、胆道系酵素(アルカリフォスターゼ、γ‐GTPなど)優位に高値をしめす肝障害のパターンをとります。

腹部超音波やCT検査で胆のうの状態を観察して、胆のう炎の原因を探ったりもします。
また、胆のうの周りの膿の有無、腹膜炎を併発しているか否かを探ります、

治療としましては、原則的に絶食とし、っ抗生剤の点滴をします。
血液データや腹部超音波やCT検査で、保存的治療のみでは困難と判断した場合には、胆のうを鍼で刺して膿を出したり膿を出すために管を入れることもあります。

胆管炎の場合は原因となっている結石をERCPに引き続いて、砕石、除去します。
また、肝臓の中にある胆管へ針を刺して膿をドレナージ(排出)することがあります。

高齢になってくると症状があまりでていなくても重篤になってしまっているケースもあるそうなので、右上腹部通、発熱などの症状を感じたりしたら早めに病院への受診をおすすめします。

今回は以上となります。
次回もお楽しみに。