尻もちをついた後の腰痛：2021年1月29日｜おおぞら整体ラボのブログ

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投稿日：2021-01-29 11:55:49.0

尻もちをついた後の腰痛: 尻もちをついた後から腰が痛いのが悩みという方はいませんか？
日常生活の中で椅子を座り損ねたり、路上で足を滑らせ転んで尻もちをつくことがあります。
原因として、次のようなことが挙げられます。
（１）背骨の圧迫骨折
背骨の圧迫骨折は、原因が骨粗鬆症という事が多いようで高齢者に多い骨折です。
尻もちをつくことで地面から上方向に強い衝撃がかかり、骨と骨がぶつかり合ってつぶれて骨折が起こります。
（２）尾骨の打撲
お尻から地面についたとき尾骨を強打して起こります。尾骨を押したら痛く、少し腫れが出てくることもあります。ゆっくりとした動作しかできなくなり、また硬い椅子には座れないので日常生活に支障が出てきます。
【背骨の圧迫骨折した場合の対処法】
（１）背骨の動きがでないように痛い動作は避ける
痛い動作は極力避けるようにします。脊柱(腰椎部分)の動きが出ないように注意します。
背骨を極端に動かしてしまうような動作には注意しましょう。

（２）コルセットを装着する
コルセットを装着して体幹を固定して、つぶれた背骨の骨が癒合する(固まる)まで待ちます。コルセットは、強制的に体を良い姿勢に固めるので、一時有効です。しかし、長期間使用してしまうと、体の柔軟性が失われてしまうので、後に腰に痛みでてしまう可能性があります。

【尾骨が痛い場合の対処法】
（１）尾骨が痛まない正しい座り方
座るときはきちんと背筋を伸ばし、両方のお尻にある坐骨で体を支えるように意識しましょう。椅子にきちんと腰掛けず、前にずれたような座り方をすると尾骨に体重がかかり痛みの原因となることがあります。

（２）妊娠中、産後
妊娠してお腹が大きくなると骨盤が前に傾き、尾骨が外に向いた状態になりやすいといわれています。妊娠中には骨盤をなるべく立てて腰を伸ばし、座るときには坐骨で支えるように正しい姿勢で座るように心がけましょう。

圧迫骨折では痛くて寝返りできないといった症状が続く場合もあります。尾骨の痛みではふつう打撲であれば自然によくなっていくことがほとんどです。安静にしている状態で痛くなったり動けなかったり、いつまでも痛みが長引くような場合には骨折など別の原因を考える必要があります。そういった辛い症状が続くときはなるべく早く専門の病院に行って診てもらってください。