精神の3つのグナ：2021年4月3日｜セレンディップ(Seren Dip)のブログ

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投稿日：2021-04-03 20:44:35.0

精神の3つのグナ: こんにちは！

今日は精神面についてアーユルヴェーダ的にフォーカスしたお話です。

アーユルヴェーダでは、創造物の全てが様々な比率の3つの主要な属性(グナ)で構成されていると考えます。
これらはエネルギーでありサットヴァ、ラジャス、タマスと呼ばれます。

このグナが大きく影響を与えるのは主に精神のレベルです。
アーユルヴェーダでは、心(精神)と身体は繋がっていると考えるのでこの3つのグナのバランスが整っていると調和と健康を促します。

サットヴァは純粋性、ラジャスは動性(激性)、タマスは怠性(暗性)を表します。
ラジャス、タマスが優勢になるとバランスが崩れ、病気にかかりやすくなります。

アーユルヴェーダカウンセリングの際にセラピストはお客様の話し方や動作、生活習慣などからこのグナも見ています。

どのグナが優勢になっているかでもその人の心と体の状態、対処法が見極められるのです。

私達が目指すべき状態はサットヴァです。
サットヴァは愛、光、調和、善意、美徳の属性を持ちます。
精神の安定、純粋さ、気付きと成長、五感の目覚めを促します。

ラジャスはエネルギー、動作、思考を活性化させます。
ラジャスは思考を引き起こし、インスピレーションと創造性をもたらしますが、過剰になると情動不安、激情、攻撃性、強すぎる野心の原因になります。
ラジャスが優位になりすぎると過剰な活動でエネルギーを使い果たし、疲れて気持ちが落ち込んでタマスに取って代わられます。

タマスは安定、鈍性、惰性の属性を持ち眠気、衰弱、退廃を引き起こします。
タマスが過剰になると頭が鈍り気だるく何もしたくない、不安感が強くなったりします。

これは3つのグナはどれも必要なものですがバランスが大切です。
サットヴァが優勢になるとグナのバランスの調整になります。

サットヴァな状態になるにはサットヴァの食事をする、瞑想をするなどがあります。
実は食品にもサットヴァ、ラジャス、タマスがあるのです。

お酒をよく飲まれる方、辛い物が好きな方はラジャス優勢になりやすいので注意が必要です。

私はアーユルヴェーダセラピストとして、常にサットヴァな状態を保たなければいけないので毎日瞑想をしています。

アーユルヴェーダは精神的にも作用します。
春は心も不安定になりがちです。

アーユルヴェーダでサットヴァな状態を目指しましょう！