体の硬い人が口にする５つの事　其の5：2022年1月13日｜ほぐし手らくだのブログ

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投稿日：2022-01-13 00:51:57.0

体の硬い人が口にする５つの事　其の5: その（5）最終回

頑張っているのに柔らかくならない

反動を利用するストレッチは
かえって柔軟性を低下させる

ストレッチは気持ちいい
範囲で行うからこそ効果がありますが
「痛みを乗り越えれば柔軟性も最大限にアップするはず」
と思う気持ちもわからなくはない。

でも「痛い」「つらい」「息が止まる」
ほど頑張っても、実はきちんと伸びず、
かえって筋肉を痛める危険性が高まります。

前屈のストレッチで
「あと少しでつま先に届きそう」という時に、
反動をつける人をよく見かけます。

たしかに一瞬、グンと伸びますが、
筋肉には瞬間的に伸ばされると
反射的に縮もうとして緊張し
硬くなる性質があります。

これが「伸張反射」です。筋肉には、
伸び縮みする情報を脳に伝えるために
「筋紡錘」（きんぼうすい）という、
いわば筋肉を守るセンサーが
埋め込まれています。

その特徴は、急激に伸ばすと
「筋肉が切れてしまう」と
脳にSOSを発信する点にあります。

筋紡錘は「痛い」「苦しい」と
感じるくらい強く伸ばした時に働いて、
筋肉に「縮みなさい」という指令を出すので、
伸ばそうとしても伸びないのです。

これでは柔軟性の向上、維持につながらず、
忙しい中時間を使って
ストレッチをする意味がありません
静かに、ゆっくり、そして何よりも気持ちよく。
これが最高に効果的なストレッチです。

体感でいうと「強い痛みは感じれないけど、
適度な伸び感が得られる」
いわゆるいた気持ちいいところまで伸ばしましょう

皆さん痛みを感じるほどのストレッチは
逆に体を固くする可能性が高まり危険です
出来るだけ心地良いストレッチを心掛けて
チャレンジして下さい

「ほぐし手らくだ」　
店主　廣川　聡