映画観た！：2022年8月20日｜ラシクベル(Lashiku Belle)のブログ

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プライベート

投稿日：2022-08-20 08:00:48.0

映画観た！: 皆様こんにちは。
LASHIKU・BELLEのスタイリストsonedaです。

今日は、最近みてお気に入りの映画のご紹介。
舞台はアメリカの港町。
耳の聞こえないロッシ一家で唯一、聞こえるメンバーである娘のルビーは
両親と兄の手話通訳をつとめつつ、家業である漁に勤しみながら高校に通っていた。
ところがルビーは合唱クラスで自分に歌の才能があることがわかり、
音楽の先生に音大進学をすすめられる。が、、、

フランス映画の『エール！』(2014) という映画が元々大好きだったので、
ハリウッドのリメイク版と聞いて迷わず観に行きました。

ルビーは両親の通訳として高校生にしてはあり得ないくらいの責任を負わされており、
そこが本作の主要なポイントなのだが、
一方で耳が聞こえるか聞こえないかにかかわらず
ありがちな親子関係の問題についてもきちんと触れていて、
家族の葛藤の描き方が多面的なのが面白いところ！

母ジャッキーは昔ミスコンで優勝したとかいうゴージャスでお洒落な女性なのだが、
一方でルビーは着るものとかにこだわらず、昔の音楽が好きな文化系少女。
母ジャッキーは娘が自分にはよくわからない音楽が好きだから
気に入らないというだけではなく、
娘が港町で評価されるようなファッショナブルな女の子ではなく、
ありとあらゆる点で自分と趣味が違うというところについて気にしているのだと思われる。

日本の家庭でもありそうな設定にほっとする自分がいたww

また、お母さんと夫のフランクが中年になっても熱々のカップルで、
2人が子どもたちがいないと思って愛し合い始めたら、
実は家にルビーとそのボーイフレンド候補であるマイルズがいてバレてしまう…という、
極めて間が悪いが笑える展開がある。
さらに父と母はルビーとマイルズも愛し合うものだと思ってむしろ楽しむよう勧めはじめ、
ルビーはすっかり呆れてしまう。
ところがどうも両親の折り合いが良くないらしいマイルズは、
これを見てむしろうらやましいと思ってしまい、
それを知ったルビーがちょっとびっくりするというところがある。
このあたりは耳の聞こえないカップルをステレオタイプに陥らずに
生き生きと描いていると思うし、
自分では人に知られたくないと思っていた家族の特徴が他から見ると素晴らしいものに見えうるということをうまく描いていると思った。
笑って泣ける良い映画でした♪