重い布団の方が寝やすい？：2025年3月24日｜プライム板橋(PRIME)のブログ

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プライベート

投稿日：2025-03-24 10:34:32.0

重い布団の方が寝やすい？: こんにちは、プライム板橋です！

「布団の重みがある方が安心する」
「軽い毛布だとなんだか落ち着かない」
と感じたことはありませんか？
実は、重い布団には快眠を促す効果があり、
特にADHD（注意欠如・多動症）の人にとって
有益であることが研究で明らかになっています。

ADHDと睡眠の関係

ADHDの人は、入眠までに時間がかかる、
夜中に何度も目覚めるなどの理由で
睡眠の質が低下しやすいとされています。
これにより、日中の集中力がさらに低下し、
うつ病や不安症を併発するリスクも高まるとされています。

加重毛布の効果

スウェーデンのハルムスタード大学の2023年の研究では、
ADHDの子供を対象にした実験で、
加重毛布（通常の3倍以上の重さのある毛布）を
使用することで睡眠の質が向上することが示されました。

この研究では、94名のADHDの子供が
通常の毛布と加重毛布の両方で4週間ずつ眠り、
その結果を比較しました。

その結果、加重毛布を使用した際には
以下のような改善が見られました。

入眠までの時間が短縮

夜間の覚醒回数が減少

総睡眠時間が増加

睡眠の質が向上

特に、不注意傾向が強い子供たちはより大きな改善が見られました。

具体的には、入眠までの時間（SOL）が平均1.74分短くなり、
入眠後の覚醒時間（WASO）は平均2.79分短く、
反対に総睡眠時間（TST）は平均7.72分長くなり、
睡眠効率（SE）は0.82%高くなっていました。
さらにADHDの不注意特性が強い11～14歳の子供に限定すると、
総睡眠時間は平均16分も長くなっていました。

大人にも効果がある？

以前のスウェーデン・カロリンスカ医科大学の研究では、
大人においても加重毛布の使用により不眠症が改善され、
不安やうつ症状が軽減したことが報告されています。
そのため、ADHD傾向のある大人にとっても
有効である可能性が高いと考えられます。

なぜ重い毛布が効果的なのか？

加重毛布の圧迫感は、オキシトシン（幸せホルモン）の分泌を促し、
リラックス効果を生むとされています。
これは、ハグをしたときの安心感と同じような効果が期待できるためです。

ADHD傾向がある人や、不眠に悩んでいる人にとって、
加重毛布は安全で効果的な睡眠改善策の一つになり得ます。
薬に頼らずに睡眠の質を向上させたい人は、
一度試してみる価値がありそうです。