ストレートネックについて：2022年9月21日｜馬込鍼灸整骨院のブログ

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投稿日：2022-09-21 13:18:06.0

ストレートネックについて: 概要
ストレートネックは頸椎の正常な前湾カーブ（生理的湾曲は２０°の前湾の前方凸型）を失っている状態。
後頭下筋群とは
後頭部の深層に位置する小さな筋肉の総称で4つ存在する。
頭部伸展の運動範囲は０°～２５°。頸椎との複合伸展では４５°まで動く。
頭部の微妙な動きを実現している。ピント、眼球運動、瞼の動きをコントロールする。
大後頭直筋
小後頭直筋
上頭斜筋
下頭斜筋
舌骨下筋群の運動貢献度（頸部屈曲）
1位・斜角筋群　2位・舌骨下筋群　3位・椎前筋群
ストレートネックになると拮抗筋である頸椎上部を屈曲させる筋肉（舌骨下筋群）は弱化していく。
舌骨下筋群とは
舌骨より下方にあり、胸骨・肩甲骨・甲状軟骨などの間にある筋肉の総称で４つ存在する。
甲状軟骨の引き上げや舌骨の引き下げにより、それぞれ嚥下や開口に寄与します。
甲状舌骨筋
胸骨甲状筋
胸骨舌骨筋
肩甲舌骨筋
ストレッチ方法（舌骨下筋群）
ステップ１
右手で顎を後上方に押し込むように力を加えます。
反対の手で右肘に当て垂直に引き上げます。
ステップ２
右手を左側頭部に引っかけて頸椎を側屈方向に誘導していく。左手は胸の前に当て、下に軽く引き下げます。
その状態から頸椎を伸展させていく。
筋力トレーニング（舌骨下筋群）
ベッドに仰向けになり、頭部をベッドの端から落とします。
その状態から頭部を屈曲させて頭部を持ち上げます。
ストレートネック修正体操
問題点は、１頸椎中下部の屈曲位　２頸椎上部の過伸展位
ステップ１
タオルを頸椎中部に引っかける。
タオルを前方に引いて前湾をつくる。
頸椎中下部を伸展させていく。
ステップ２
タオルを頸椎中部に引っかける。
タオルを前方に引いて前湾をつくる。
頸椎上部を屈曲させて顎を引く。
ステップ３
胸椎の過度な後湾を修正するためには、胸椎を伸展させる運動が必要。
背もたれのある椅子に腰をかける。
腕をバンザイしながら胸椎を伸展させていく。広背筋や小胸筋が硬いケースでも胸椎後湾を強めることに繋がります。その際は、その部分もストレッチをする必要がある。
最後に
ストレートネックや胸椎過後湾の修正方法は、あくまでも問題に対してのアプローチに過ぎない。それよりも重要なのは、どうして不良姿勢になったのかであり、その最大の原因は普段の姿勢にあります。もう一度姿勢を見直す必要があります。