あなたの好物、　何ですか？：2023年1月13日｜こうのせいたいのブログ

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投稿日：2023-01-13 12:27:40.0

あなたの好物、　何ですか？: 私は食生活の改善指導の際に
そのお客さまが摂取し過ぎている食物の量を減らすよう
ご提案させていただくケースが多々あります。

そして次回来院された時にそれに取り組んでいる旨のご報告には
ザックリと2つのタイプがあります。１つめは

「あれから○○の量を減らしました。調子良いです！」
「言われてからずっと○○食べてないんですが、△△が張る感じ無くなりました！」

と、そんな風に軽やかな印象のタイプ。
もう1つが

「言われたとおり、○○頑張って我慢してます！」
「禁○○、まだ続いています！」

と、笑顔の奥にやや悲壮感が伴うタイプ。

　　　　　∞

前述の前者をＡ群、後者をＢ群とします。

両者は何れも、頻繁に食べていたものの中に
実は健康を損ねるものがあったので
その量を減らすことに取り組みました。

しかし、取り組む様子は大きく異なります。

Ａ群はすんなり抵抗無く実行し、
片やＢ群はストレスとの闘いになってしまったのです。
さぁ、この両者を分けたものは一体何なのでしょうか…？

結論を申します。それは　「好物」という意識の有無です。

では、両者の取り組みの工程を比較してみましょう。

Ａ群
　頻繁に食べている○○は身体に良くない
　　　　　↓
　だから食べないようにする

Ｂ群
　頻繁に食べている○○は身体に良くない
　　　　　↓
　でも○○は私の「好物」だ
　　　　　↓
　だから食べないようにするのは辛い
　　　　　↓
　だが身体のためなら仕方がない
　　　　　↓
　食べないように頑張ろう

と、ご覧の通り、そこに「好物」という意識が介在するだけで
シンプルな筈の作業がこれだけ複雑に変貌してしまうのです。

そう、「行動」という意味においては
Ａ群もＢ群も、共に「○○が好きでよく食べていた」
ということには違いが無かったのです。

ところが、○○という物質の種別に対して
「○○は私の好物だ」という “インデックス” を付加してから
心に収めてしまっていたＢ群は

「我慢」

というストレスを自らに課すこととなってしまったのです。

そして、このストレスの大きさは
「好物」の ”度合い” と比例してきます。

例えば「好物」よりも「大好物」を我慢する方が
そのストレスが大きいのはご想像がつくかと思います。

《この続きはまた近々》