発熱つづき：2022年12月15日｜立町庵のブログ｜ホットペッパービューティー

【お知らせ】アクセスが不安定な状態が発生しております

筋膜リリースとリンパドレナージ専門【立町庵】

キンマクリリーストリンパドレナージセンモン　タツマチノイオリ

即時予約OK

ポイント加盟店

メンズにもオススメ

リラク

長野県長野市長野立町９８１
長野電鉄　善光寺下駅から徒歩10分

立町庵のブログ

プライベート

投稿日：2022-12-15 07:15:27.0

発熱つづき: 　発熱は悪寒期、高体温期、解熱期の3期に分けられ、前回は悪寒期でした。
　悪寒期につづいて、高体温期に入り、次第に体温が上がってきます。
　上昇した体温が39.0～40.0℃の設定温度に達すると、熱産生は止まります。それ以上の体温上昇は抑えられ、39.0～40.0℃の高体温が維持されます。
　白血球などの免疫系細胞が39.0～40.0℃で最も威力を発揮することに加えて、ウイルスなどは高温に弱く、死滅しやすいを考えると、このようにして起きる発熱が、理にかなった生体の防御反応であることがわかります。
　次第に、感染症が治癒すると、各細胞は内因性発熱物質であるサイトカインをつくらなくなり、脳血管内皮細胞ではプロスタグランジンE2の産生が減弱して、設定温度は再び37℃以下に戻ります。この時、設定温度と実際の温度の差を、暑さとして感じるので、末梢血管の拡張と発汗によって、体内の貯熱を放散し、体温は下降します。そして、体温が37.0℃以下に下がった時点で、熱放散もおさまります。
　発熱は、感染した生体にとって生き残るために必要な生体防御反応ですが、一方で、極度の体温上昇とその持続により、体は衰弱してしまいます。
　発熱という現象を理解した上で、生体防御反応を阻害しないようにしながら、不快感や倦怠感への対応をしていくと良いでしょう。
　したがって悪寒期では、熱産生のための反応として、強いふるえや鳥肌が立ってゾクゾクした寒気を感じていますので、掛物を増やしたり電気毛布などを使用すると、体の反応を手助けすることになります。
　また、高体温期では、クーリングは熱を下げる目的ではなく、発熱による不快感や倦怠感の緩和を目的としたクーリングを行うと良いでしょう。具体的には、額や目元、頸部などを冷やします。ただ、体力の消耗があまりにもはげしい場合は、解熱剤も必要です。
　解熱期では、急速な熱の放散が生じ、発汗も著明となります。体表面から熱放散を促すには、衣類を薄いものにし寝具を減らすなどして調節します。なお、発汗量の増加に対しては、着替えや清拭をして清潔を保ち、水分摂取をして脱水を予防します。