どうする家康、どうなる江戸時代、日本13：2023年6月30日｜立町庵のブログ

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投稿日：2023-06-30 07:54:30.0

どうする家康、どうなる江戸時代、日本13: 　どうする家康では、瀬名が各地に密書を送り、武田方をはじめ多くの者が築山を訪ねていることを知った徳川家康。これが織田信長に知られれば、大事な妻子を失うことになってしまいます。苦悶の末、家康は築山へと踏み込み、瀬名に真意を正します。しかし、瀬名は、戦って殺し合い奪い合うのではなく、お互いに尊重し合って与え合う国を作りたい、と話し出すのです。　
　それでは、どうする家康、どうなる江戸時代、日本、コーナーです。
　江戸は百万人という人口があっても、手漕ぎ船で近海にいくだけで、魚は十分な量を獲ることができました。また、深川や佃あたりの海中には、大きな生け簀があり、不漁の時でも十分対応できたのです。また、貝類も豊富で、ハマグリやアサリなども豊富に獲れ、中でもシジミに至っては、深川の運河の底を埋め尽くすほどでしたので、籠に山盛り一杯獲って売りに行けば、その日の生活が成り立ったほどでした。
　現在、高層ビルが建ち並ぶ佃島。家康と縁の深かった、大坂佃島の漁民が移住したことにはじまりす。その子孫が作る佃煮は今でも健在ですね。
　また、日本橋にあるにんべん。江戸時代から続くかつお節の老舗です。その正式の屋号は、伊勢屋伊兵衛。その苗字と名前に共通するのは、にんべん。当時から通称で親しまれ、それが現在も続いています。それにしても、お洒落なネーミングですね。
　それでは、漁業をエネルギーで比較してみましょう。江戸時代は、魚1キログラム当たり100キロカロリーのエネルギー投入で成り立っていましたが、現在の漁業は1 万キロカロリーのエネルギーが必要なようです。では養殖ではどうでしょう。何と、この方がエネルギーは必要で、江戸時代と比較すると300倍もかかります。これは、魚1キログラム当たり3リットル石油が必要という計算になり、漁業一つとってみても、現代の方法では地球温暖化になるわけですね。
参考文献　
石川英輔　大江戸えねるぎー事情　講談社文庫
堀口茉純　江戸はすごい　世界一幸せな人々の浮世ぐらし　PHP新書
佃島と石川島の形成　歴史文化探訪ラボ　https://rekilabo.com/tsukudajima/
こどもの食育、深川めし　https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/cuisine/cuisine2_4.html