どうする家康、どうなる江戸時代、日本14：2023年7月6日｜立町庵のブログ

【お知らせ】アクセスが不安定な状態が発生しております

筋膜リリースとリンパドレナージ専門【立町庵】

キンマクリリーストリンパドレナージセンモン　タツマチノイオリ

即時予約OK

ポイント加盟店

メンズにもオススメ

リラク

長野県長野市長野立町９８１
長野電鉄　善光寺下駅から徒歩10分

立町庵のブログ

プライベート

投稿日：2023-07-06 08:31:41.0

どうする家康、どうなる江戸時代、日本14: 　今回は、家康関連コーナーのみです。
　野菜は、江戸近郊で作られていました。現在の渋谷や新宿も農村地帯で、練馬大根や深谷ネギなどは、当時から有名でした。幕府は、野菜生産に力を入れる政策として、家屋や農具、種子などを補助して、移住を促していたのです。
　江戸には、安価な肥料が大量にあったので、野菜農家はかなり裕福でした。その肥料とは、ずはり人間の糞尿。野菜づくりには、窒素や燐酸が必要であり、糞にはそれが大量に入っています。それが、製造および運搬エネルギーゼロで手に入りましたし、家庭や店から出るゴミも肥料として使われました。つまり、、これは完全リサイクルであり、野菜を食べると同時に、肥料を産地に返していたとも言え、1年以内に大地と人間の体を、物質とエネルギーが循環していたということになります。この時代に、人口100万人の大都市で、完全循環社会が成り立っていたとは驚きです。
　江戸の一場面を井原西鶴は、神田の八百屋もの、毎日の大根、里馬に付け、続きて数万駄見えけるは、とかく畑の歩くがごとし、と書いています。まるで、畑が歩いてやってくるようだったのすね。
　また、17世紀に伝わったサツマイモ。徐々に焼き芋が評判になっていきます。その看板には、十三里。九里四里、栗より美味い、ことと、一大生産地である川越までの距離をかけています。すてきな洒落ですね。
　ただ、江戸時代の農業は、肉体をかなり使っており、負担もがかかってていました。でも、現代の農業とどちらが健全なのでしょうか。当然、軍配は江戸時代に上がりそうですね。　
　最後に、大根1本作ることを例に、エネルギーで比較してみましょう。江戸時代は3キロカロリー、石油換算すると3ミリリットルのエネルギーを消費していたのに対して、現代は、300キロカロリー、石油換算300ミリリットルを消費します。やはり現代農業は、100倍のエネルギーが必要なのです。
　最近のラジオで紹介されていましたが、完全循環社会を目指して取り組んでいるところがあります。シモキタ園芸部、東京下北沢が活動拠点です。このような取り組みが全国に広まっていくといいですね。
参考文献
石川英輔　大江戸えねるぎー事情　講談社文庫
石川英輔　江戸と現代　0と10万キロカロリーの世界　講談社
大石学　江戸のうんちく　角川ソフィア文庫
原田伊織　三流の維新　一流の江戸　ダイヤモンド社