どうする家康、どうなる江戸時代、日本19：2023年8月9日｜立町庵のブログ

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投稿日：2023-08-09 08:42:49.0

どうする家康、どうなる江戸時代、日本19: 　どうする家康は、賤ヶ岳の戦いが描かれました。お市との約束を果たせなかった家康。松本潤さんと北川景子さんは、やはりこのようなシーンが似合いますね。また、茶々役の白鳥玉季さん13歳。秀吉役のムロツヨシさんとの演技に身震いしました。
　それでは、家康関連コーナーです。本日は、旅の続きです。
　お伊勢参りで、よく登場する多くの無銭旅行者。なぜ、お金を持たなくても旅行ができたのでしょうか。その答えは、多くの人が日本中を歩き回り、街道の村町に膨大なお金を落としていたこと。そのお金を無銭旅行者に提供して、伊勢神宮のご利益を平等に分配したのです。人情に厚いこともありましたが、それ以上に、考えられない位の経済的余裕があったということです。こんな国、今も昔も、世界中見渡してもありませんよね。
　また、多くの女性も旅に出かけました。目的は、物見遊山や神社仏閣巡礼、湯治、文芸修行など。ただ、男性と違うのはその年齢で、隠居後である40から60代が多かったのです。
　例えば、1803年、長野県坂城の酒造業沓掛家の主婦なか子さんは、55歳の時、四男と従者の3人で、秩父34か所観音霊場の旅をします。
　また、秋田県本庄の商家今野いとさんは、女友達と共の男たちを伴って、伊勢神宮の旅に出ます。ただ、手形が間に合わなかったため、関川で40文、大聖寺で25文を支払い、いわゆる関所抜けをして旅を続けます。ちなみに、この時代、髪結代は30文。関所抜けは、さほど高額ではありませんでした。
　それでは、東京と京都間の移動エネルギーを再掲します。
　歩いての旅は、14泊15日。1日2,000キロカロリー、15日間では30,000キロカロリー、石油換算で3リットルです。
　新幹線では、1時間で18,000キロワット電力消費し、乗車定員1,300人で割ると、1人1時間当たり14キロワット、石油換算で3.5リットルです。
　自動車では1リットル10キロメートル走るとして、京都まで500キロメートル、石油換算で50リットルです。
　飛行機では、1分間に68リットル消費し、40分の飛行で8,160リットル、定員318人で割ると、1人当たり26リットルです。
　新幹線のエネルギー効率は抜群です。公共交通機関だけで、今の生活ができればいいですね。
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