生理の時にお腹が痛いタイプと腰が痛いタイプの違い：2022年12月5日｜アライメントケアセンターのブログ

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投稿日：2022-12-05 11:04:29.0

生理の時にお腹が痛いタイプと腰が痛いタイプの違い: 痛み止めがないと日常生活も辛いほどの生理痛はございませんか？
多くの女性がお悩みのこの症状ですが、よく相談を受けることがあります。
先日も1名ご相談いただき、施術をしてきました。

専門の機関で特別な異常を指摘されていない場合、
子宮のかたさが原因となっていることが多いです。

子宮自体がかたいというよりは、子宮が周りの臓器や筋肉などと癒着してかたくなっていることがほとんどです。
癒着とは本来くっついていない部分でくっついてしまうことです。
そして、生理の際に【お腹が痛くなるタイプ】と【腰が痛くなるタイプ】の女性で癒着する部位に違いがあります。
今回はその違いについてご紹介します。

【子宮周りの臓器ってどうなってるの？】
子宮や他の臓器の関係は下の画像のようになっています。
子宮の前側に膀胱（おしっこを溜めておくところ）があり、
子宮の後ろ側に直腸（大便をためておくところ）があります。

【お腹が痛くなるタイプ】
このタイプの女性は下の画像の水色○部分のように、
子宮が前側で癒着している方が多いです。
特に、子宮のすぐ前にある膀胱と子宮が癒着してしまっていることが多いです。
このタイプは生理中の腹痛の他に、尿漏れで悩む方が多いです。

【腰が痛くなるタイプ】
このタイプの女性は下の画像のように、子宮が後ろ側で癒着している方が多いです。
後ろ側で腸や腹膜などと癒着してしまします。
このタイプは生理中の腰痛の他に、生理中に便秘に悩まされる方が多いです。

【改善方法】
画像にあった癒着部位を指でリリースすると痛みは改善していきます。
お腹の前側（画像赤○部分）から、
水色の○で示した部分を狙って柔らかくお腹の中に指を押し込み、
痛みに配慮しながらゆっくりと癒着をはがしていきます。
前側の癒着タイプは早く改善しやすいです。
後ろ側の癒着タイプは子宮の上側から少しずつ癒着をはがして奥へと進んでいかなければならないため、改善までに少し時間がかかります。

【おわりに】
異性である男性に相談されるのは気が引けるはずですが、
それでもかなり多くご相談をいただくほど、
なかなか良くならなくてお困りの方が多いのだと思います。
もし専門機関でみてもらっても良くならなくてお困りの方は一度ご相談ください。

アライメントケアセンター代表
理学療法士　尾澤翔太