自分自身が絶対的な味方であれ：2023年12月13日｜モフ(moph)のブログ

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投稿日：2023-12-13 01:06:40.0

自分自身が絶対的な味方であれ: わたしはとても変わった子供だった。幼稚園の頃、これから六年小学校に通い、中学へ通い、高校へ行く選択肢しかないことに絶望していた。小学校の頃の記憶を辿ってみても全体がグレーに覆われていて楽しかった思い出は、、殆どないのです。

みんなと同じように行動する以外の選択肢が無い学校生活で、唯一楽しかったのは自由性を表現出来る図工や家庭科の時間くらい。

とにかく自由になりたかった。やりたいこと、行きたい所を自由に選択出来る環境に居たかったけれど、親の保護下でしか生きられない私にはこの義務教育の一年一年が絶望的に長かったなと記憶しているのです。

自分でも扱いきれない思春期の過多なエネルギーの発散方法を知らず、どこか知らない所に連れていってくれそうな誘拐まがいなおっさんについていったこともあったり、高校では家出してみたりと親を困らせたことも度々あった。

それから二十歳を境に大きなバックパックを背負って海外放浪の旅をはじめた。幼少の頃から感じていた決められている枠の外に出られた感覚を初めて味わった。嬉しかった。涙が出た。「ぼくらはみんな生きている」のあの歌そのものだった。それから何年か旅を続けた後に今の仕事に出会う。

20年以上の時を経て今、ふと思うことがあるのです。若かりし頃、わたしはもっとわたしの味方でいてあげたかったな。たとえどんな状態だったとしても、絶対的に肯定してあげたかったなーと。

サロンに来てくれているお客様達に当時の自分を重ねてしまう。気持ちが痛いほど伝わるからだ。みんな一生懸命で、頑張り屋さんで、だからこそ痛いと感じることや、傷付くことがあるということを私は知っている。

自己肯定感なんて高くなくて、人と比べてしまったり、誰かを羨んだり、孤独だと涙することだってあるし、完璧主義で自分にも人にも優しくなれない自分が、一番嫌いだと思ってしまうことだって。頑張りたい時に頑張れない自分が情けなくて、目の前のことをこなしているうちに、何が自分にとって大事なのかも分からないほど迷子になることも、人生では大いにあるんですよ。というか、それが人生ゲームの醍醐味だったりもする。何者かになろうとしないことに実は本当の価値がある。

当時自分にしてあげられなかったことを、今サロンで出会う頑張る女子達にしてあげたいなと思うのです。大丈夫、大体のことはなんとかなるから。と。