円形脱毛症の患者様の経過報告：2025年5月15日｜土田はり灸院のブログ

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投稿日：2025-05-15 15:01:28.0

円形脱毛症の患者様の経過報告: この方は男性の方で50代後半、仕事は経営者、円形脱毛症が進みどうにもならなくなり当院に相談に来た。針は初めてなので治るのかどうかわからないから心配だという事なので、脱毛症は多く治してきたがこの様な深刻な症状の方のときには肩こりや腰痛などの様には簡単にはお約束はできない。理由は体質の状況や病気の既往歴、併発疾患、現在服用中の薬、現在治療の経過などすべてが関与するからだ。そのうえで脈とお腹、患部、ツボや経絡の反応、体表観察を行い予後回復の見込みがあるか、回復するとするとどれくらいの期間をお約束できるかという事を正確に伝えないといけないからだ。それだけ患者様も真剣勝負、直すこちら側も真剣勝負でエネルギーを注ぐ事で両者とも心身ともに労力が必要になる。このことをまず説明し、納得したら治療を始めるように私はしている。けっして急がせない、よく考えてからという風にしてます。
　その方ですが、なんと２月に開始し、５０か所ほどできていた脱毛左側側頭部と後頭部が殆ど生えて来た状況でその分、２か所別の個所に再発を小さくしてるという状況なんです。僅か９０分刺絡の治療を月２回合計６回でここまで回復するのは正直私も驚いております！これが新しいところに脱毛を作らなくなった時が治療終了の時だと説明しております。経絡的には様々な原因があり東洋医学的には西洋医学とは別の解釈をしますし共通の解釈もあるこの脱毛症。この男性の方は普段からミノキシジルやフィナステリドなど男性型脱毛症の治療薬を服用しておりました。それが最悪の状況を回避し下支えになったと考えております。デュタステリドという強めの発毛役があるのですがフィナステリドに抑えても十分だったという事で薬には気を使われていたことも感じさせます。
しかし、男性型脱毛症とこのような重度の円形脱毛症は発生機序が違います。それに最初から服用していたわけですから薬で効くのなら脱毛症になってるはずがありませんよね。そのあたりが当院の説明する経絡内蔵の働き、そして於血除去抜去の重要性という事なんですね。巡りや治癒を高めるとは血行を良くするだけではないのです。この方、完治しましたらまたその前にでも経過報告いたします。
当院の鍼灸は通常の鍼で対応できない疾患や様々な多くの疾患に適応出来ます。整形疾患、病気、心の不調等かかわらずお悩みの方はなんなりご相談ください！