値上げと円安とビッグマック：2023年8月25日｜ルルド(Rurudo)のブログ

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投稿日：2023-08-25 12:17:08.0

値上げと円安とビッグマック: こんにちは、Therapy Room Rurudo　IZUMIです。
皆さまはビッグマック指数をご存じでしょうか。
ビッグマック指数（The Big Mac Index：BMI）は、世界的な経済誌『エコノミスト』が、年に2回発表している経済指標です。ビッグマックは世界の多くの国で販売されていますが、材料や調理法などがほぼ共通で、基本的に同じ商品です。そこでビッグマックを基準にして、各国の物価水準や為替相場を比較しようというのがビッグマック指数です。

世界のビッグマック価格ランキングを見てました。
日本語の記事では今年の1月が最新でしたが、英語の記事では今年の７月の最新のものがありました。

日本は下から数えた方が早くて、なんと44位でした。
都心の店舗では6月に450円から500円に値上げされましたが、こちらでは450円で計算しています。
日本のビッグマックは450円、アメリカでは5.58ドル。「The implied exchange rate」は「80.65」。実際のドル円のレートは「1ドル＝142.08円」ですので、この差が示唆するのは、日本円は43.2％安く評価されているということだ。とこの表には書いてあります。
ビッグマック指数を用いて計算すると、1ドルは80.65円のはずですが、実際のレートは142.08円なので、差額の61.43円分（43.2％）日本円は安いということです。
仮に実際の市場でのドル円レートでビッグマックの価格を計算してみると、「1ドル＝ 142.08円」 × 5.58ドル＝ 792円になります。

ビッグマック指数は肌感覚の物価を示してもいて、仮に日本人がアメリカに行ってビッグマックを食べるとすると「792円」、43.2％上がった価格になるのです。これはさすがに高い！
今現在は、ドル円は146円の辺りをウロウロしてますので、更に高いです…。

逆にいえば、アメリカの人々が日本に来ると、43.2％安い価格でビッグマックが食べられるというわけです。最近海外の観光客の方がとても増えたと感じています。コロナの規制が無くなった事だけでなく、日本は数年前と比較すると非常に割安だから、という事もありそうです。
ちなみに、記事制作時点でビッグマックが一番高いのはスイスです。ビッグマックは1個「6.7スイスフラン」。日本円で計算すると約「1,103円」です！（8/25現在の「1スイスフラン＝164.7円」で計算）

ビッグマック指数はあてにならないという論調もありますが、一つの目安になるかと思い取り上げてみました。