手の痛み：2024年4月15日｜わたなべ接骨院のブログ

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投稿日：2024-04-15 20:48:57.0

手の痛み: CM関節症、または親指の付け根の関節症は、手の母指CM関節における変形性関節症の一種です。この状態は、親指の付け根にある関節が使い過ぎや老化により腫れて亜脱臼し、親指が開きにくくなる病気です。痛みや変形が進行すると、消炎鎮痛剤や貼り薬、関節内注射、手術などの治療が必要になります。

母指CM関節症は、物をつまむ時やビンのふたを開ける時など、母指に力を必要とする動作で痛みを感じることが特徴です。進行すると、母指の指先の関節が曲がり、手前の関節が反った「白鳥の首」変形を呈してきます。診断は、母指の付け根のCM関節のところに腫れがあり、押すと痛みがあります。X線検査でCM関節のすき間が狭く、骨棘があったり、ときには亜脱臼が認められます。

治療法としては、初期段階では消炎鎮痛剤入りの貼り薬を貼り、CM関節保護用の軟性装具を付けるか、固めの包帯を母指から手首にかけて8の字型に巻いて動きを制限することが一般的です。それでも症状が改善しない場合は、痛み止めの内服や関節内注射を行います。痛みが強く、亜脱臼を伴う高度な関節の変形や母指の白鳥の首変形が見られる時には、関節固定術や大菱形骨の一部を切除して靱帯を再建する切除関節形成術などの手術が必要になります。

早期発見と予防が重要であり、日常生活での適切な手の使い方や、必要に応じた休息を取ることが推奨されます。また、手の関節に負担をかけないような工夫も有効です。母指CM関節症は、適切な治療と管理により、症状の改善と生活の質の向上が期待できる病気です。もし親指の付け根に痛みや変形を感じたら、早めに診断を受けることが大切です。

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