酵素風呂は電気もガスも使わず、なぜ温かいの？：2024年11月18日｜在温(ZAION)のブログ

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投稿日：2024-11-18 14:46:30.0

酵素風呂は電気もガスも使わず、なぜ温かいの？: いつも当店をご利用いただきありがとうございます！
今回は、改めて酵素風呂の仕組みについてご紹介させていただきます。

酵素風呂は電気やガスを使っていないのに、なぜ、温かいのか？
それは、微生物の活動による発酵熱の発生に基づいています。

まず、酵素風呂の基盤となるのが、米ぬかやヒノキのおがくずなどの天然素材です。
これらの素材に発酵菌を加えることで、微生物が栄養分を分解する発酵プロセスが始まります。
この発酵活動の過程で大量の熱が発生し、高温環境を作り出しているのです。
一般的に酵素風呂の温度は50度から70度に保たれていますが、これは微生物が活発に活動している証拠です。

酵素風呂に入ると、まず身体が発酵熱でじんわりと温められます。自然の発酵熱は、身体の表面だけでなく、深部まで届きやすいとされています。これにより血行が促進され、新陳代謝が活発化します。その結果、老廃物が体外に排出されやすくなると考えられています。

酵素風呂に使用される発酵菌にはさまざまな種類があります。代表的なものには乳酸菌や酵母菌などが挙げられます。これらの微生物はそれぞれ特有の役割を果たし、発酵を安定させたり、温度を維持したりしています。さらに米ぬかやおがくずといった素材も重要な役割を果たします。これらは発酵菌のエサとなる栄養源を提供すると同時に、発酵の進行をサポートする環境を整えています。

酵素風呂のもう一つの特徴は、その香りやリラックス効果です。木材や米ぬかの自然な香りは、入浴中のリラクゼーションを高めるだけでなく、ストレスの軽減にも役立ち、自律神経を整えるとされています。また発酵によって生成される酵素が皮膚に作用し、美肌効果も高いため、老若男女から愛されています。

その一方で、臭いのない良質な酵素風呂には管理が非常に重要です。
発酵が適切に進行するよう温度や湿度、材料の状態を定期的に確認し、毎日かき混ぜる作業が求められます。この管理が不十分だと、発酵が止まったり雑菌が繁殖したりしますので、スタッフは毎日営業後に、酵素に愛情をもって仕込みを行っております。

以上が酵素風呂の仕組みです。発酵の力を活用したこの入浴法は、身体を温めるだけでなく、健康や美容のさまざまな効果が期待できるため、ぜひ多くの皆さまにご体験いただきたいと思っています。