棗（ナツメ）を食べる：2023年12月16日｜船橋ウィメンズ鍼灸院のブログ

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投稿日：2023-12-16 12:30:16.0

棗（ナツメ）を食べる: みなさま、こんには。船橋ウィメンズ鍼灸院の石島亜由美です。

今日は、漢方や薬膳料理などで注目されている食材の「棗」（ナツメ）についてのお話です。

たとえば韓国に旅行するとナツメが入った料理やスイーツをよく見かけますが、日本の食卓にはあまり馴染みのない食材ですよね。ナツメ・・・って、あらためてなんだろうと、ウィキペディアで調べてみました。

「南ヨーロッパ原産、中国・西アジアへ伝わり、中国北部の原産ともいわれている。日本への渡来は奈良時代以前とされていて、6世紀後半の遺跡から果実の核が出土している。野生状態のものもあるが、主には栽培されている。日本では古くから栽培されてきたが、現在では公園や街路、まれに庭などに植えられる」

へーという感じです。街路樹としてのナツメなんて見たことあったかなー、って思いますが、日本にも昔からあった果実なのですね。

このナツメ。東洋医学の五行学説の中にも出てくるくらい、漢方や薬膳の世界ではとても注目されているスーパーフードです。食べたものを消化して「気」と「血」に変えて、心や肺に運ぶ作用を司る脾（胃）を養います。なので出産後の女性によくみられる「血虚」タイプの方に食べて頂きたい果実。また、精神安定作用があるともいわれています。

そしてこのナツメ。生で食べることもあるようですが、日本で流通しているのはほとんどが「乾燥ナツメ」ですよね。ナツメを日常的に食べるにはどうしたいいか、治療院にやってくるクライエントの皆さんとあれこれ話をしていました。煮物をするときとか、“えい、やっ！”って気合を入れて使わないとナツメってなかなか消費できないのよね。美味しく、簡単に食べるにはどうしたらいいかと・・・。

そして先日、美味しいナツメの手軽な摂り方をクライエントの方から教えて頂きました！

その方法というのが、ご飯を炊く時に乾燥ナツメをポンとほおり込んで一緒に炊くというもの。２合のお米ならナツメ５～６個くらいをほおり込むだけ。
炊き上がったお米には、ナツメの甘味がほのかにうつり、食欲をそそります。そしてご飯と一緒に炊きあがったナツメは、ふっくらしていて口に含むとナツメの果肉の甘さと弾力が広がり、とっても美味しくいただけます。

超簡単。これならズボラな私にでもできるお手軽レシピ。

気になる方はぜひ一度お試しくださいませ。