手のひらと手の甲で指の長さが変わる！？：2025年1月17日｜北白川みかげ通り整骨院整体院のブログ

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投稿日：2025-01-17 00:25:30.0

手のひらと手の甲で指の長さが変わる！？: 京都市左京区の整骨院「北白川みかげ通り整骨院・整体院」です。
当院は土曜・祝日も営業しています。

今回は「なぜ手のひらを見た時と手の甲を見た時で指の長さが変わるのか」を解剖学的に説明します。

まず、自分の手のひらを見てください。

この時、「人差し指」と「薬指」の長さを比べてください。
どちらのほうが長いですか。
人によってさまざまですが、「人差し指」が長い人が多いかと思います。
「薬指」のほうが長い方はその差を覚えておいてください。

次に、手の甲を見て同じように「人差し指」と「薬指」の長さを比べてください。

すると、今度は「薬指」が長くなります。
はじめに「薬指」のほうが長かった方は更に長くなったのではないでしょうか。
これは一体どうしてでしょうか。

ヒントは「手関節のトリック」です。
実は手のひらからみた時と、手の甲から見た時では計測基準が変わってしまっているんです。

はじめに手のひらを見た時は自分が見やすいように手首を親指の方向へ曲げています。
これを「橈屈」といいます。
橈屈することで「薬指」に対して「人差し指」がより長く見えます。

次に手の甲から見た時はこれも自分が見やすいように手首を小指の方向へ曲げています。
これを「尺屈」といいます。
尺屈することで「人差し指」に対して「薬指」がより長く見えます。

要するに知らないうちに測定方法が変わってしまったことで指が伸びたように見えてしまったわけです。

ちなみに手関節の「橈屈・尺屈」の計測基準ですが、前腕回内位で、基本軸は前腕の中央線、移動軸は第3中手骨を基準として測定します。
参考可動域角度は橈屈0-25°、尺屈0-55°です。

参考文献
関節可動域表示ならびに測定法(2022年4月改訂)

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