古代エジプト展レポート：2025年3月28日｜コアラボ池袋東口院のブログ

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プライベート

投稿日：2025-03-28 18:45:23.0

古代エジプト展レポート: 先日「古代エジプト展」に行ってきました。
歴史やミステリーが好きな方なら大興奮間違いなしの展示で、本当に行ってよかったと思います。

実際に発掘された装飾品や生活道具が多数展示されており、古代エジプトの人々の暮らしが垣間見えました。
緻密に描かれたパピルスの文書、ヒエログリフが彫られた石板など、ひとつひとつが驚くほど繊細で、当時の高度な技術に感心しっぱなしです。
こういったいわゆる「ザ・エジプト」というメジャーなものから、独特なモチーフの物も沢山あり、カモの形のお皿やハエのネックレスなど、普段イメージしている「エジプト」とは少し異なる興味深いものもたくさんありました。
それぞれ豊穣や繁栄、生命力などを象徴していて、ここにもエジプトの人々の願いが込められているのだなと思いました。

それから面白かったのはミイラの作り方。
そもそも何故ミイラを作るかというと、死後の世界での復活を信じており、遺体を腐敗から守るためにミイラを作る技術が発展したのだそうです。
その工程は高度で、70日以上かけて丁寧に処理されました。

まず、遺体の腐敗を防ぐために内臓を取り出します。
胃・腸・肝臓・肺をカノプス壺という専用の容器に保管。
心臓は重要な魂の座と考えられ、一部のミイラでは残されることもあったそうです。

次に乾燥処理です。遺体全体をナトロン（炭酸ナトリウムを含む天然の塩）で覆い、約40日間放置。
すると体内の水分が抜け、腐敗を防ぎます。

そして乾燥した遺体に、樹脂（松ヤニ）や香油を塗ることで防腐効果を高め、皮膚のひび割れを防ぎます。その後、細長いリネンの布を巻きつけ、最後に黄金のマスクや装飾で飾り棺に納めます。
棺には「死者の書」という呪文が書かれ、来世での復活を助けるとされていました。

このように、古代エジプトではミイラ作りが高度な技術と宗教的な儀式を伴う重要な工程だったことがわかります。興味深いですよね！
死後も楽園で生前のように暮らせるよう、いくつも手間と日数をかけ埋葬する…古代エジプト人の「死生観」に触れた気がしました。

展示が終わるとグッズコーナーがあり、アヌビスのキーホルダーや、実際に文字などが書けるパピルス紙など、魅力的なアイテムが並んでいました。

歴史のロマンを存分に味わえる「古代エジプト展」、興味のある方はぜひ足を運んでみてください！