しんのう鍼灸院のブログ
サロンのNEWS
投稿日:2025-08-21 09:06:20.0
- 【第3回】煙の中から生まれたお灸
- こんにちは!
しんのう鍼灸院です!
前回は、尖った石「石鍼(せきしん)」から、鍼のルーツをたどりました。
シンプルな道具と身体の感覚を頼りに、人々は不調に立ち向かっていたのですね。
今回はもうひとつの主役、「灸(きゅう)」のお話です。
「お灸=もぐさ」のイメージがありますが、その原料となる植物は何だと思いますか?
答えは――身近なあの草、「ヨモギ」です。
春先、道ばたや川原に群生する「ヨモギ」。
昔から草餅やお風呂などに使われ、親しまれてきた植物です。
実はこのヨモギこそが、お灸の材料「艾(もぐさ)」の原料です。
ヨモギの葉を乾かして、細かく揉みほぐし、繊維だけを残す。
これが“もぐさ”になります。
なぜヨモギだったのか?
理由はいくつかありますが、ひとつはその燃え方です。
もぐさは火をつけると煙が少なく、じんわりとした熱を出しながら燃え続けます。
これがツボや皮膚にちょうどよく、「熱すぎず、でも芯まで届く」理想的な温熱刺激になるのです。
またヨモギには、抗菌・止血・炎症を抑えるといった薬草としての働きもあります。
実際に「傷口に葉を貼る」「煎じて飲む」など、
食べる・貼る・燃やすと万能に使われてきた歴史があります。
そんなヨモギを燃やして「熱で癒す」方法が、
やがて「艾灸(がいきゅう)=もぐさを使ったお灸」として体系化され、
いまの灸治療につながっていきました。
現代のお灸にもさまざまな種類がありますが、
火を使うタイプには、昔ながらのヨモギの力が生きています。
お灸の原点もまた、「身近な自然の中にあるものを使って、体を癒したい」
という人々の知恵と工夫から生まれたのですね。
次回は、こうした「鍼」や「灸」が理論として整理されていく過程――
古代中国の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』の世界へご案内します。

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