しんのう鍼灸院のブログ
サロンのNEWS
投稿日:2025-08-24 10:34:13.0
- 【第4回】鍼灸を医学にした本とは?
- こんにちは!
しんのう鍼灸院です!
前回は、ヨモギから生まれた“もぐさ”の話を通して、お灸のルーツをご紹介しました。
身近な植物の力を借りて、人は自然と調和しながら身体を癒してきたのですね。
さて、これまでご紹介してきた鍼や灸。
最初は本能的な“手当て”でしたが、やがて「医術」として理論化されていきます。
その中心にあるのが、古代中国の医学書――『黄帝内経(こうていだいけい)』です。
『黄帝内経』は、紀元前1~2世紀ごろにまとめられたとされる、
中国最古の医学書です。
“黄帝”とは伝説上の皇帝で、内容は彼とその臣下の問答形式で構成されています。
この書物は、鍼灸を「経験則」から「理論体系」へと引き上げた、いわば東洋医学の原典です。
たとえば――
・身体には「経絡(けいらく)」という気と血の流れる道がある
・「陰陽」や「五行」のバランスが崩れると病になる
・鍼や灸でツボを刺激すると、そのバランスを整えられる
こうした考え方が、すべて『黄帝内経』の中に記されています。
当時の人々は、天体の動きや季節の巡りと同じように、
人の体にもリズムや流れがあると考えていました。
自然の一部としての“からだ”を観察し、そのバランスを整える方法として、
鍼や灸は位置づけられていったのです。
興味深いのは、現代のように「細菌」や「ウイルス」という考えがなかった時代に、
「気が滞る」「冷えが入る」「余分な熱がこもる」などの表現で、
体の変化をとらえていたこと。
そして、それを刺す・温めるという単純な方法で改善しようとしたこと。
この流れが、現代にも通じる“体にやさしい医術”として、今も続いているのです。
次回はいよいよ最終回。
中国から日本へ渡った鍼灸が、どのように私たちの暮らしに根づいていったのか――
日本独自の「お灸文化」に焦点を当ててご紹介します。
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