情報に踊らされ、心が疲れてしまった妊活。あの頃の私：2025年6月9日｜タローマルナ(TAROMA LUNA)のブログ

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投稿日：2025-06-09 00:00:42.0

情報に踊らされ、心が疲れてしまった妊活。あの頃の私: 先日妊活中のお客様が呟いた一言。
「栄養管理に正直、もう疲れちゃって…」と。

わかります。私も同じ気持ちになったことが何度もあります。

私は20代後半から約7年ほど不妊治療をしていました。
一度も妊娠の陽性反応はみたことがありません。
不妊治療の渦中にいるときは、治療が進むにつれて、1回1回に重みを感じるようになっていきました。

私は管理職をしながらの通院だったので、
スケジュール調整も簡単ではないので、妊娠するプレッシャーがどんどん強くなっていきました。

治療が長引くほど、心は不安定になって、
「もっとできることはないか」と足りないもの探し。
そんな焦りも、私を情報の波の中へと追いやりました。

高額な妊活講座やコンサル、サロンで勧められる商品、
毎日のように届くメルマガやSNS広告、

「妊娠率90％」
「1日1粒で自然妊娠」
そう書かれた言葉に、何度も心が揺らぎました。

医療従事者として体の仕組みは知っているはずだったのに、
授からない側になって初めて、
妊娠前の体づくりに関する知識の少なさに気づかされました。

情報に振り回され、サプリメントはどんどん増え、気づけば10種類以上。

そしてそのうち、夫の食べるものまで気になり、
家庭の中にも、ぴりぴりとした空気が流れ、
食卓には、体に良いものばかり。好き嫌いが多い夫。

ある日、私が作った蒸し野菜に対して
「またこれ？」って、何気なく言われ、
怒って醤油をテーブルにぶちまけた女、それが私です笑

あの時の私は、妊娠するために頑張りすぎて、
食事すら生きることや楽しむことを、すっかり忘れていました。
確かに栄養について知り、
必要なものを補うこと、食事を変えることも大切、
でも、それに追われて、心がしんどくなってしまったら本末転倒です。
妊活の本来の目的「幸せな未来」から、どんどん遠ざかってしまう。

だからこそ、私のサロンでは
「何かを足す」よりも「自分に戻る」「今を見る」ことを大切にしています。

足を揉んだり、子宮まわりを温めたり、
頑張りすぎていた自分をふっと緩める時間。

妊活中のあなたがもし今、
「何を信じたらいいのか分からない」「頑張るのがしんどい」なら私もそうだったと伝えたい。
一番に大切にする時間は
「こうしなきゃ」じゃなく「これでいいかも」と思える自分に戻ることなのかもしれません。