慢性腰痛はぎっくり腰への時限爆弾…　＠本八幡鍼灸院：2025年4月10日｜本八幡鍼灸院のブログ

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投稿日：2025-04-10 10:00:49.0

慢性腰痛はぎっくり腰への時限爆弾…　＠本八幡鍼灸院: 今回は慢性腰痛がギックリ腰になりやすい理由をお話ししていきます。

1、筋疲労と弱化: 慢性腰痛が続くと、腰周りの筋肉が慢性的に疲労し、弱くなります。この状態だと、通常であれば腰を支える筋肉や靭帯が適切に機能せず、負荷が一部の組織に集中しやすくなります。そのため、ちょっとした動作で筋肉や靭帯が傷つき、ギックリ腰が発症するリスクが高まります。
2、姿勢の悪化: 慢性腰痛があると、痛みを回避するために無意識に姿勢が悪くなり、腰にかかる負担が偏ってしまいます。こうした不良姿勢が積み重なることで、筋肉や関節がさらに弱化し、ギックリ腰が起こりやすくなります。
3、可動域の制限: 慢性的な痛みにより腰や骨盤周りの柔軟性が低下します。このような状態で急に体をひねったり、重いものを持ち上げたりすると、可動域が不足しているために無理な力がかかり、ギックリ腰を引き起こすことがあります。
4、血流の悪化: 慢性腰痛によって腰の筋肉が緊張し続けると、血流が悪くなり、筋肉の回復力が低下します。このような状態は筋肉を硬直させ、ギックリ腰を発症しやすい状況にします

鍼灸はギックリ腰（急性腰痛）の治療として、特に痛みの緩和や回復を早めるために用いられています。

1. 筋肉の緊張を緩和する
鍼は直接筋肉の深層に刺激を与え、血流を改善して筋肉の緊張を緩和させることができます。筋肉がリラックスすると、痛みの原因となる圧力や炎症が軽減され、腰の動きが楽になります。

2. 血流の改善
鍼灸は、痛みや炎症が起こっている部分の血流を促進します。鍼がツボに刺激を与えることで、血流が良くなり、酸素や栄養が豊富に供給され、痛みや炎症を抑える効果が期待されます。

3. 痛みの緩和（エンドルフィンの分泌促進）
鍼灸の刺激は、体内で「エンドルフィン」という鎮痛物質の分泌を促します。エンドルフィンは、痛みを和らげ、リラックス効果をもたらすことで知られており、これがギックリ腰による強い痛みを軽減するのに役立ちます。

4. 自律神経の調整
鍼灸は自律神経のバランスを整える効果があります。急性の痛みがあると、体はストレス反応として交感神経が優位になりがちですが、これが筋肉の緊張や痛みをさらに悪化させる場合があります。鍼灸によってリラックスが促進され、副交感神経が優位になると、筋肉の緊張が緩和され、痛みが和らぎます