『しあわせは食べて寝て待て』：2025年4月2日｜ジェネ鍼灸院のブログ

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投稿日：2025-04-02 17:59:59.0

『しあわせは食べて寝て待て』: 昨日のNHKの10時からのドラマ
『しあわせは食べて寝て待て』
とても面白かったですね。原作のイメージを壊れてないと思いました。
難病指定されているシェーグレン症候群にかかってしまった麦巻さん。
シェーグレン症候群といえば、中年女性が罹る可能性が高く、半分近くの人が段々と症状を悪化させていく自己免疫疾患です。
医師には、頭痛、関節痛、微熱、手足の冷感を訴えてますが、
他のシーンから
・フルタイムでは働けない、いつも横になっているので、非常に疲れやすい。
・他の人よりマフラーをしていたり、コートを余分に着ていたりするので、カラダ全体が冷えている。
・カップラーメン、コンビニ食、野菜ジュースなどを日常的に摂っている。
・マスクをしていることがあるので、口が乾きやすい。
ということがわかります。
東洋医学の気血水(気血津液)でみると、シェーグレン症候群は、カラダを潤す津液が不足する「陰虚(いんきょ)」という状態です。
その病邪がゆえに38才という年齢で、フルタイムで働くことができず、家に帰るとベッドにダイブしてしまうくらい、疲れやすい「気虚(ききょ)」になっています。
手足の冷えはきっとレイノー現象でしょう。血の巡りが悪くなっているので、「お血(おけつ)」。
また寒がりなので、「陽虚(ようきょ)」
以前勤めていた会社での出来事や無理解の母との関係からくるストレスを待ち合わせていますので、気の巡りが滞った「気滞(きたい)」。
これらを総合してみると、麦巻さんは、西洋医学的には病名一つなのですが、東洋医学的にはいろいろとこんがらがっている状態です。
さらに、五臓を付け加えてみると、味の濃いものを食べているようなので、脾虚(ひきょ)は免れません。
最後のシーンで、麦巻さんは野菜サラダとヨーグルトを買いに出かけようとしますが、美山さんにお粥を勧められます。
まさに、脾虚の方には、お粥はもってこいの食材です。
食べるものでカラダが出来上がってるので、摂るものを変えればカラダはかわっていくのです。
カラダの栄養は栄養素だけでなく、温度も関係あるのです。
これからの展開がとても楽しみですね。