美肌を目指すなら、紫外線対策は年中必須!

みなさん、紫外線対策は、夏から始めるものだと思っていませんか?
実は紫外線、晴れの日も雨の日でも、1年を通して地上に届いてます。
気象庁のデータ(※)によると、紫外線は日照時間が長くなり始める『3月頃』から増えるのだそう。
こうみると、夏が近づいてから紫外線対策をするのでは遅いと感じるのではないでしょうか。

日焼けは、肌が黒くなるほか、シミそばかすの原因になったり、しわやたるみを引き起こしたりと肌へのダメージがたくさん。
そこで、紫外線が強くなる前から対策をして肌を守ってあげることが大切です。
※出典:気象庁「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ」https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_daily_uvindex_obs.html(2022年3月3日時点)

紫外線対策に日焼け止めがおすすめな理由

紫外線対策には様々な方法がありますが、おすすめは日焼け止めを塗ってUVカットをする方法です。

そもそも紫外線は、太陽の光だけでなく、空気中や地面に反射した光からも肌に届いてます。
ガラスなども通過してしまうため、屋内にいる時も日焼けをするのはそのため。

サングラスや帽子といった対策アイテムもありますが、これらの紫外線を自然にカットするなら、季節を問わず取り入れやすい日焼け止めで対策するのが良いでしょう。

どう選べばいい?日焼け止めの選び方ポイント

さて、みなさんは普段、日焼け止めをどんな風に選んでいますか?
日焼け止めを選ぶときは、主に性能、使う場所、使い心地の3つの観点で選ぶことが大切です。

日焼け止めの性能表示「SPF」や「PA」って何のこと?

日焼け止めの性能を見るとき、よく目にする「SPF50+ PA+++」の表記。
なんとなく数が大きいほうがいいのかな、とは思っても、具体的にそれぞれどんな意味があるのか知らない人も多いのでは?
まずはそれぞれの意味を知ってから、使う時の状況や自分の肌に合うアイテムを選ぶようにしましょう。

・「SPF」とは
「SPF」は、UV-B(紫外線B波)という、肌に炎症を起こす紫外線波を防ぐ効果指数
数値は1~50+まであり、何も塗らない場合に比べてUV-B波による炎症をどのくらいの時間防止できるかを表しています。
UV-B波(紫外線B波)を受けた肌は、赤く炎症したり、積み重なるとシミ・そばかすが出てしまったりします。
しっかり紫外線対策をしたい場合、「SPF」の数値が大きく、高い防御効果のあるものを選ぶと◎

・「PA」とは
「PA」はUV-A(紫外線A波)に対する防止効果を示すものです。
「PA+」~「PA++++」の4段階で表示し、数が増えるにつれ、UV‐Aに対する防御効果が高いことを表しています。
ちなみにUV-A波(紫外線A波)とは、日差しを浴びた後、肌をすぐに黒くする紫外線のこと。
この紫外線によって、色素細胞が刺激され、肌の色素沈着が起きます。
また、肌のハリなどにも影響を及ばすため、肌の色やシワ・たるみが気になる人は、PAの数値を意識すると良いでしょう。

使う場所や使い心地の目安に。日焼け止めの種類

使う体の部位や使い心地で日焼け止めを決めるために、次は主な日焼け止めの種類について知っておきましょう。
日焼け止めはその形状やテクスチャーで主に6つに分けることができます。
1つの日焼け止めを全身に使うのはもちろん、使いたい場所に合わせて分けられるといいですね。
・ミルクタイプ
みずみずしいテクスチャーのミルクタイプの日焼け止めは、伸びがよく、肌に優しいものが多いのが特徴。
使える部位も幅広く、体全体にぬったり、化粧下地のように顔に塗ったりできるものがあります。
また、日焼け止めの中でも洗顔などで落としやすいのがメリットです。

・クリームタイプ
少しこっくりとしたテクスチャーのクリームタイプ。
こちらも顔や体に使える日焼け止めで、とくに保湿力が高いものは化粧下地として使うこともできます。
クリームタイプは、耐水性が高いアイテムが多いので、プールや海など水辺に出かけるときに重宝するでしょう。

・スティックタイプ
スティックから繰り出して使うタイプの日焼け止めは、細かい部分の塗りやすさがメリット
とくに、塗りムラが起きやすい鼻の横や目元・口元などに塗るのにもってこいです。
サイズが小さいものが多いので、持ち運びやすいのもポイント◎
・スプレータイプ
スプレータイプは、肌や体以外にも使える日焼け止め。
特に髪の毛など、液体ではカバーできない部分に適しています
ミスト状なので、他の日焼け止めよりさっぱりとした使い心地なのも嬉しいですね。

・ジェルタイプ
ミルクタイプ同様、肌の伸びが良いジェルタイプ。
特に体用に使うことが多いアイテムです。
日焼け止め特有のベタつき感が気になる人に向いています
・ローションタイプ
ローションタイプの日焼け止めは、液状で、スキンケアアイテムのように使えるのがポイント。
肌馴染みがよく、使ったあとはさっぱりするのが特徴です。
性能としては優しいものが多いので、他の日焼け止めと併用するのがおすすめ

塗る部位別!おすすめ日焼け止めリスト

選び方がわかったところで、ここからは今の季節から取り入れておきたい日焼け止めを紹介。 塗る部位ごとにおすすめのアイテムをまとめました。

全身に使えるおすすめの日焼け止め

米肌/澄肌日やけ止めジェル 80g
コーセープロビジョンの「米肌(MAIHADA)」から出ている日焼け止めジェル。 みずみずしく、のびの良いテクスチャのため、腕や足など広範囲を塗るのにとても便利です。 お米と発酵の力を凝縮した美容成分を閉じ込めているため、紫外線対策をしながらお肌のケアができるところもGOOD。 SPF50+ PA++++と、しっかりと日やけ対策ができるスグレモノです。 米肌/澄肌日やけ止めジェル 80g 3,080円(税込・編集部調べ)/コーセープロビジョン

顔に使えるおすすめの日焼け止め

ラ ロッシュ ポゼ/UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ
光を乱反射させることで艶肌に見せるトーンアップテクノロジーを採用しているため、くすみや色ムラなどを自然にカバーし、肌馴染みのよいピンクで自然な血色感をひきだします。 また、スクワランやグリセリンなどの保湿スキンケア成分も配合しているため、乾燥から肌を守ってくれます。 紫外線対策としてはもちろん、化粧下地としても優秀なアイテムです。 ラ ロッシュ ポゼ/UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ 30mL 3,740円(税込・編集部調べ)

髪に使えるおすすめの日焼け止め

Le ment(ルメント)/ルメント フレグランスUVスプレー
SPF50+ PA++++でしっかりと髪と地肌を守ってくれるUVスプレー。 透明なミストは、さらっとしたつけ心地かつ、白浮きしない嬉しい作り。 ミュゲやライラックのフローラルさに、アップル&レモンの爽やかさやウッディムスクをプラスしたその香りは、“ブーケ ド アンジュ”と名付けられ、使う人を包み込んでくれます。 Le ment(ルメント)/ルメント フレグランスUVスプレー1,540円(税込・編集部調べ)/magicnumber
AVEDA(アヴェダ)/サンケア プロテクト ヘアヴェール
日差しから髪をまもりつつ、髪にまとまりと輝きを与える洗い流さないトリートメントタイプの髪用日焼け止め。 プールや海でも使える耐水性のあるアイテムです。 アヴェダ独特のオーガニックのネロリ、イランイラン、シトラスなどが配合された、オーガニックアロマブレンドが特徴。 爽やかかつ甘味の残る香りは、春から夏本番まで重宝しそう! AVEDA(アヴェダ)/サンケア プロテクト ヘアヴェール 100ml 3,740円(税込・編集部調べ)/アヴェダ

効果を出すために意識したい、日焼け止めの塗り方

日焼け対策には、自分の求める日焼け止めを見つけて、欠かさず塗るのが鉄則です。 ただ、普通に塗るだけでは思ったような効果が得られないこともあります。 そこで、ここでは効果的な日焼け止めの塗り方をチェックしましょう。

今回は、顔の日焼け止めの塗り方で説明していきます。

まず、顔に日焼け止めを塗るときは、先に化粧水や乳液などで保湿をしましょう
これは、日焼け止めが皮脂で崩れてしまわないための対策。
日焼け止めの中には乳液と日焼け止めの成分が一緒になっているものもあるので、朝の洗顔後などに塗るのが◎

手に取ったら、左の図のように、あご・おでこ・左の頬・右の頬・鼻に日焼け止めを置いていきます
その後、指を使って顔全体に伸ばしていきましょう
このとき、右の図の矢印のように塗ると、肌に大きな摩擦を与えずに日焼け止めを塗ることができます

満遍なく塗っていく際、日焼け止めが薄くなりすぎないように注意!
効果も薄くなってしまうので、馴染ませすぎと思ったら二度塗りをするようにしましょう。

日焼け止めで、早いうちから紫外線対策!

紫外線対策は早めに行うのが吉! 紫外線によるシミ・そばかす、乾燥によるたるみやしわなどは、じわじわと肌の老化を進めてしまいます。 日顔や腕・足だけでなく、わすれがちな髪の毛やデコルテ、首のうしろ。 焼け止めを使って、くまなく日焼け対策をして美肌をキープしましょう!

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