天才　落合　博満　その３（完結）：2014年3月28日｜整体サロンルミエール池袋のブログ

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投稿日：2014-03-28 13:32:18.0

天才　落合　博満　その３（完結）: 数多くの記録・記憶を作ってきた落合ですが、僕が彼を天才だと思うのは、狙って、しかもその通りにやってしまうからです。西武・東尾との対決は見ものでした。
ある試合で東尾から強烈なデッドボールを受けます。これは乱闘か！と思いきや落合は黙って一塁に向かいました。そして次の打席では東尾の足元を抜けるヒットを放ちます。これで借りを返せたと思いきや落ち合いは首を振って、納得いかない様子。
そして次の打席。東尾の肩にバチーンと直撃させます！落合にんまり、東尾もんぜつ・・・。彼は先程からこれがしたかったのです。
もうひとつ有名なエピソードが、練習中にカメラマンが邪魔なので、「危ないからどけ！」と言ってもどかないので、「どかないようならぶつけるぞ」と言い、バッティングマシーンからの初球を手持ちのカメラに直撃させました（映像も残っています）。
御存知ですか。彼の500本目・1000本目・1500本目・2000本目のヒットは全てホームランです。そして「狙って打った」そうです。
前述の通りあまり努力とかがあまり好きではなかった彼には1年間は長いらしく、前半ダラダラ→後半猛チャージで終わってみれば首位打者、みたいなことが多く「帳尻合わせ」と叩かれたそうです。本気になればいつでも出来ると言う自信があったのでしょうね。
それともう一つ、彼は相手の心を読むことに関しても天才的でした。球界屈指のピッチャー野茂との対決の前に「あいつはフォークばかり投げてオジン臭いやつだ」と牽制した上で、野茂が投げた（フォークではなく）高めのストレートをこれ見よがしにホームランしています。
長年に渡るライバル山田久志には、なんと直接本人に「どう攻略したらいいですか？」と聞き、「センター返し（基本となる打法）だよ」と返されるとありがとうございますと言わんばかりに1試合3ホームランを記録しました。
監督となるとそのテクニックは更に磨きがかかり、行動が読めない、何をしてくるか分からない監督となりました。
好きだったのは、試合中一切表情を変えないところでした。好プレイをしても喜んでくれなかったかもしれませんが、ミスをしても決して怒ったりしない事は選手には暖かく感じられたことでしょう。
勝ったときは「○○のおかげ」と言い、負けたときは「全ては俺のせい」と言う姿勢を貫きました。かっこいい！
というわけで文字数の上限がきたのでここまでです。さようなら。