鍼灸師の頭の中：2024年1月28日｜トレインのブログ

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投稿日：2024-01-28 11:02:37.0

鍼灸師の頭の中: 私たち鍼灸師が治療をする上で欠かせないのが「弁証論治」です。

患者さんの身体が「どんな状態で」、「それに対してどのように治療を進めていくか」を決めるのが弁証論治です。

この「どんな状態」なのかを判断するには、患者様から発生している様々な信号を頼りに決定していきます。例えば舌の色一つにしても、元気の無い方は歯型があったり、体の中に熱が篭ってる人は赤かったりするので、そういった情報を元に「今」の状態を見極めていきます。

私のインスグラムでは毎日、そのような練習問題をストーリーに掲載しておりますので、興味のある方は覗きに来て下さいませ(^^)

例えば
次の文で示す病証の治療方針として最も適切なのはどれか。
「47歳の女性。最近よく口渇を感じるが、水分は口を潤す程度で少量しか飲めない。手足の皮膚が鮫肌になってきた。舌質は紫暗、しょく脈を認める。」
1.風邪を除く。
2.オ血を除く。
3.痰湿を除く。
4.気滞を除く。

これに対して解説をつけたりしています。
【解説】
キーワードは「皮膚が鮫肌」、「紫暗舌」、「しょく脈」で血オ証と判断できる。国試ではこの辺りのワードは＝血オ証で良いと思う。

「口渇するが飲みたがらない」は軽い津液損傷の陰虚証や、湿（熱）邪、痰飲、オ血がある場合によくみられる。例えば痰飲のために水が中焦で停滞すると津液が上部を潤せなくなる（津液の輸送障害）ので口渇は現れるが、胃内には水が存在するので飲めないという現象がおこる。
→つづく。

専門用語などで少々難しいかもしれませんが、そのような用語も解説しております。
是非、見て下さい。

リンクには飛べないのでコピペor「thubogram」でお探し下さい。
リンク→ https://www.instagram.com/thubogram

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