症例報告☆【30代女性の自律神経の不調改善レポート】：2022年5月27日｜アキハ(AKIHA)のブログ

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投稿日：2022-05-27 09:30:56.0

症例報告☆【30代女性の自律神経の不調改善レポート】: みなさん，こんにちは♪

「マニュアルフィジオサロンあきは」のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

身体の痛み治療のスペシャリスト
“認定徒手理学療法士”の齋藤賢一です。

「五月病」などと表現されることもありますが，今の時期や季節の変わり目に多いのが，自律神経の乱れに伴う様々な症状です！

昨今は，医科学的にも天気痛や気象病などと表現されることもあり，気候や気圧の変化によっても自律神経の働きが乱れて，心身の様々な症状を引き起こすことが示されています。

自律神経とは，
・交感神経：興奮や緊張の神経系（アクセル）
・副交感神経：リラックスに作用する（ブレーキ）

この２つのバランスが崩れて，交感神経が過敏な状態が続くと，心身機能に様々な影響を及ぼしてきます！

今回ご紹介する症例は，
【30代の女性】で，身体的には頻回な強い頭痛や両手足のしびれ，首や股関節の痛みなどを生じていました。
さらに，精神的にも気分は落ち込み，動悸や発汗などもあり，心理的にも辛い日々が続いていました。

このような症例に対する施術のポイントは，
『いかに交感神経の過敏性を抑えるか！？』ということになります。

徒手療法（マニュアルセラピー）のターゲットは，，，
“胸椎”（背中）です！

上半身の交感神経の抑制のためには，「第2～第6胸椎」の分節，下半身の抑制のためには「第10胸椎～第2腰椎」の分節が関係してきます。

上半身は特に第4胸椎（T4），下半身は第10胸椎（T10）がメインのターゲットになります。

海外では，それぞれT4症候群，T10症候群として医学的に診断されることもあるくらいです。

本症例は，
正にT4とT10の分節に強い過敏な圧痛を生じ，他の分節に比べてとても関節の動きが硬くなっていることが確認できました。

T4とT10に対して，Central PAと呼ばれる関節モビライゼーションテクニックが著効し，即時的に痛みや凝り感の緩和が得られました！！

さらにいくつかの施術テクニックを組み合わせたり，運動療法（エクササイズセラピー）も取り入れて，身体機能障害の改善をはかることがとても効果的でした。

クライアント様より，
『身体全体がとても軽くなり，何だか心もスッキリとした感じです♪』
とお喜びのご感想をいただきました。

身体機能が改善すれば，自律神経も整い，心身機能の正常化に繋がりますね！！