寝違えの原因は、寝る時の体勢だけではなかった2：2019年3月13日｜タスク整体院掛川店のブログ

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投稿日：2019-03-13 13:06:40.0

寝違えの原因は、寝る時の体勢だけではなかった2: 日常の姿勢が身体にもたらす影響

寝違えには寝る時の姿勢もおおいに関わっていますが、普段から姿勢の悪い人は首と肩回りがすでに筋肉の凝りを引き起こしていて、睡眠中に身体へ少しの負担がかかることで寝違えが起きやすくなっています。
私たちは普段、僧帽筋という肩甲骨まわりの筋肉、胸鎖乳突筋という首筋と胸あたりの筋肉を使い、身体の中でいちばん重い頭部を支えています。常に姿勢の悪い方だと、この頭部の重みがさらに凝りを慢性化させ、寝違えも起きやすくなります。
また、ドアの蝶番のように、肩や背中の筋肉が上半身の動きの中心となっていますが、この中心部分が凝り固まってしまうと、蝶番が錆びて固くなるように身体も動かしづらくなり、首に負担がかかる状態になります。

寝違えやすい人には共通点があり、「デスクワークの仕事をしている」「お酒をよく飲む」という人が多いです。
パソコンやデスクの前でずっと座って仕事をしていると、首が前に出る姿勢になってしまい、頭部を支えている筋肉に負担をかける状態が続きます。
お酒を飲む人も、アルコールが抜けないまま寝てしまうと、身体が緊張状態にあるので、姿勢に無理があっても寝返りを打って血流を分散させることができなくなってしまうのです。
また、「ストレートネック」になっている人にも寝違えは起こりやすいです。これは姿勢の乱れや頸椎に溜まった疲労により首のカーブがなくなってしまう状況を指しています。
スマホやパソコンなど電子機器の発達が、ストレートネックの人口の増加をさらに進めたことも分かっており、電子機器を一点に凝視して、うつむいた状態で集中すると、頭と首の境目の「後頭窩」が広がり、首と骨盤がまっすぐになった状態で定着してしまいます。
またスマホの使用だけでなく、パソコンを使うときに椅子に浅く座ってしまうと、骨盤が後傾しさらに腰椎・骨盤のゆがみが定着し、骨格や身体全体の問題に発展していくのです。恐ろしいですよね。

ストレートネックになると、身体で一番重い頭部の重心が前のめりになるため、頭部を支えている筋肉郡を使いすぎ、首の痛みや肩こり、首回りの緊張状態を引き起こします。
普段の姿勢の崩れによって、寝違えだけでなく身体に悪影響が起きるので、普段の姿勢や骨格から正していき、身体のコンディションを整えることが大事です。