腰痛とストレスの関係について：2019年5月2日｜春日井治療院のブログ

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投稿日：2019-05-02 15:58:06.0

腰痛とストレスの関係について: 　春日井治療院の北谷大樹です。

　一般的にストレス（精神的負担）が体によくないことは知られていると思います。

　その最たるものが、『ストレス性の腰痛』です。

　実はこのタイプの腰痛がかなり多いのです。

　おそらくこれまで腰痛というと筋肉や姿勢、骨格の問題という考え方が一般的でしょう。

　もちろんそのような物理的な問題がある場合もありますが、レントゲンで検査して何もないのに痛みが消えない場合はストレス性の腰痛の可能性が高いです。

　これは具体的に言えば、職場での人間関係や家族間の問題や経済的不安など誰しもが経験することのある負担から来ています。

　実際に腰痛になってきたタイミングをよく振り返ってみて下さい。

　何か引き金になるような出来事はなかったでしょうか？

　引っ越しや転職、離婚、結婚、出産など人生の大きな出来事のときに体にも変化が出やすいのです。

　このような感情的な変化はレントゲンには映りませんし、手術して治りません。

　むしろ手術によってダメージを負ってしまうので、最終手段として考えたほうがいいと思います。

　実際、海外の研究では腰痛とヘルニアの関連性が疑われています。（おそらくこれからはこちらが主流の考え方になります）

　つまり、ヘルニアだろうが背骨が曲がっていようが痛くない人は痛くないのです。

　逆に背骨もヘルニアもなく、健康と言わざるを得ない状態なのに痛くて仕方がない人もいます。

　これらは画像所見だけでは判断しきれないのです。

　あと、気をつけなければいけないのが『思い込み』です。

　私のようなセラピストにもありがちですが、安易に骨が曲がっているとか言う言葉を鵜呑みにしないことです。

　人間の意識はとても曖昧なものなので、そこに痛みがあると思えば痛くなり、もう大丈夫！と思えばもう大丈夫になるのです。

　これは古い有名な実験の『プラセボ効果』と同じです。偽の薬を被験者に飲んでもらい、嘘の内容を伝えても結果その通りになってしまう現象です。

　そのくらい人間の思い込みは激しいもので、人体にも影響を与えています。

　裏を返せば、自分とって都合のいい思い込みも有効だというこもとです。

　どうせなら都合のいい思い込みを採用したほうがいいですよね！