10人に1人は「下肢静脈瘤」といわれているようです：2024年3月22日｜スターズ鍼灸整骨院たまプラーザのブログ

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投稿日：2024-03-22 13:41:20.0

10人に1人は「下肢静脈瘤」といわれているようです: 【下肢静脈瘤】
動脈により臓器に送られた血液を心臓に戻す静脈には、重力で血液が逆流しないように防ぐ弁がついています。静脈弁が壊れてうまく働かなくなると血液が逆流して滞ってしまいます。
足には皮膚の下を流れる表在静脈（ひょうざいじょうみゃく）と、筋肉の間や骨の側を流れる深部静脈（しんぶじょうみゃく）、その２つをつなぐ穿通枝（せんつうし）という3つの静脈があります。「下肢静脈瘤」は表在静脈の弁が壊れたことで静脈がコブのように膨れ上がった状態のことを指します。

【症状】
血管が浮き出る
だるさ、重さ
かゆみ
痛み
むくみ
こむら返り
湿疹、色素沈着、潰瘍
出血

【発症しやすい因子】
加齢
肥満
女性
妊娠・出産
遺伝
立ち仕事

年齢による筋力低下や運動不足による肥満、男性よりも筋肉量が少ない女性に多く見られます。
妊娠中は、ホルモンの影響や、腹圧が高まり足の静脈圧があがるため静脈瘤になる可能性があります。
同じところにずっと立つことが多い職種（調理師、美容師、スーパーのレジ担当など）の方も足に血流が滞りやすいため注意が必要です。

【種類】
「伏在型静脈瘤」（ふくざいがた）
大伏在静脈瘤・小伏在静脈瘤
全体の70～80%が伏在型静脈瘤と言われています。大伏在静脈瘤は太ももの内側やふくらはぎ、足首の内側に静脈瘤がみられます。
小伏在静脈瘤は膝裏からふくらはぎに静脈瘤がみられます。

「側枝型静脈瘤」（そくしがた）
伏在静脈などから枝分かれした短い静脈が拡張した静脈瘤で、膝より下の部分に比較的多くみられます。細い血管で起こり範囲が狭いため症状が軽い、出ない場合もあります。

「網目状静脈瘤」（あみめじょう）
皮膚直下にある直径2～3mmの静脈が拡張したもので、青色の細い静脈が網目状に広がり、太もも外側から裏面、膝裏などでよくみられます。症状は出ません。

「クモの巣状静脈瘤」
直径0.1～1mmの細い血管の拡張しクモの巣のようみにえます。症状は出ません。

症状の緩和には適度な運動、マッサージやストレッチ、足を心臓より高くして寝る、弾性ストッキングの着用などが有効です。
下肢静脈瘤は進行しても歩けなくなったり命にかかわったりする事はまずありませんが、症状が強い方、見た目が気になる方は専門の医療機関に相談することをお勧めします。