いのうえんち第68弾　「ちびっ子達の反抗」その2：2022年5月31日｜ここもむのブログ

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投稿日：2022-05-31 14:59:58.0

いのうえんち第68弾　「ちびっ子達の反抗」その2: その後も調子に乗って反抗してくるので、おやつを玄関の外に出して捨てたそぶりをして、無視していたら娘の方が「ママ～」と遊び相手になってほしい感じで寄ってきたらしいのだが、娘もふざけてご飯を食べなかったので返事をせず無視をしていた。

そうすると息子が「ママはまだ怒ってるから、もうちょっと後にしたらいいんじゃない？」と娘にアドバイスしたらしい。
全部聞こえてる上に、時間がたったら良いという訳じゃねえわ！！
と叫びたくなる気持ちを抑えたらしい。

そして、先ほどの寝る前に行った説教の後も寝室で妻の体にくっいて寝ながら息子は「テツはもう謝ったから、怒ったらダメだよ」って注意してきたらしい。

こいつ・・・
まあ、実際に見聞きしてもらわないと説明が難しいんだけど、こういった空気の読めない発言というか、この感じが自閉スペクトラムの特徴って言うかさ。
障害って言ったらそれまでなんだけど、それが可笑しいというか、面白いと言うか、この何とも言えないこの感じ、息子の口から予想から外れた突拍子もない言語が出てくるのを楽しんでるって言ったら語弊があるんだけど、息子の言動で私達夫婦は顔を見合わせて、さっきまで叱っていた時間も、笑える時間に変わるんだよね。
障害って言葉は障害競走とかの様に、まあ邪魔とか遮るとかそういう意味だったりするからさ。
あまり自分の息子の特徴を説明するのに使いたくない言葉ではあるんだけど、自閉症って一般の人に単純かつ明快に分かる言葉で言うとしたら障害って言った方が簡単だからさ。
つい言っちゃうんだけどさ。

普通の徒競走が健常者の育ち方だとしたら、障害者の育ち方は障害競走？

まあ、それも良いんじゃない。
確かにその競技に長けていたとしても、オリンピックもないだろうけど、徒競走にはない面白さがあるよ。
下の娘より成長度合いが遅くても、無責任かもしれないが、この可愛くて、可笑しくて、面白い時間が他の家庭より長く感じれるって言うのも、すごく良いんじゃないかな。
と思える様になってきた。
40歳を過ぎて自閉スペクトラムの子供がいる事で、気づける事や感心する事等、とにかくいっぱい「ほほう！そう来たか！」と思う感覚を息子はくれる。
多分、健常者の子供の家庭の親には、この可笑しさ面白さは分からんだろうなあ～。
と思えるんだよな。