肩甲骨の間の張りと首を右に向けるのがつらい：2020年7月3日｜ルーツ(ROOTS)のブログ

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投稿日：2020-07-03 21:23:55.0

肩甲骨の間の張りと首を右に向けるのがつらい: 【パーソナルデータ】
４０代　女性　会社員

【カウンセリング】
身体を動かすのは好きで、健康の為にヨガ・ボクササイズなどに通っている。
最近はオンラインでのヨガのみになっていたが身体を動かすことは継続していた。
段々と肩甲骨の間の部分が硬くなり、右手で背中を触ることができなくなっていった。
それと同時に右の首に張りを感じ始め、右に向くのがつらくなった。

【チェック】
全体的に背中が丸まり方が前方に巻き込むような姿勢になっている。
特に右肩が強く右の肩から首にかけて頸椎から肩甲骨をつなぐ上部僧帽筋・肩甲挙筋に緊張がある。
右の肩甲骨が前外方に変移して『巻き肩』と呼ばれる状態になると同時に
右の上腕骨頭も前方に押し出される状態になっていた。

【ケア】
丸まった背中に反る動きができるように上部～中部胸椎にアジャストメントを行い
胸部から上腕部の縮こまった筋肉と関節を開き伸ばすようにストレッチとモビリゼーション。
最後に頸椎の歪みに対してアジャストメントを行った。

【評価】
施術後、首を右に向ける動きをしても痛みは無く。
右手を背中に回す動きをしても、左手と同じくらいまで動きが戻った。

自覚では肩甲骨の間および周囲に問題が起きていると感じており、
段々と手が背中に回らなくなったため、その動きを何度も繰り返し柔らかくしようとしていたのが
このケースの一番の問題でした。

手を背中にまわす動きは、上腕骨頭を前方に押し出す関節運動が伴うため、
この動きを繰り返せば繰り返すほど悪化する特徴があります。
痛みやツラさがある場所と、不調の原因はかならず一緒ではなく
自分自身では不調の原因が解らない典型的な例と言えるケースでした。

院長　　西尾　有貴

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